ひと気のない夜道に停車する1台の白い車。男2人がトランクに積んでいた荷物を路上に下ろしたかと思うと、足早にその場を後にした。
これは10月、埼玉県八潮市の住宅に設置された防犯カメラが捉えた不法投棄の瞬間だ。この時、男らが棄てていったのは車のシートだったという。撮影者は「普通に迷惑ですね。おばあちゃんたちが散歩しているし、みんな朝の散歩とかでそこを通るので。邪魔だし役所も本当に片さないので、誰も言わなかったら本当にずっと置きっぱなし」と憤る。
しかし、被害はこれだけではなかった。去年、同じ場所で撮影された不法投棄の瞬間の映像。道路の脇に停車する1台のトラック。作業着姿の男性2人が、荷台から何かを下ろそうとしている。そして、荷台から下した大きな荷物を柵の向こうへ投げ捨てたのだ。
その後も、煙草を吸いながら次々と柵の向こうへ放り投げ、車や自転車がやってくると手を止め、通り過ぎると再開。一通り捨て終わったのかと思いきや、トラックを走らせながらも柵の向こうへ何かを投げ捨てているのがわかる。
「迷惑です。腹立たしいですよね。みんな堂々と、産廃場に捨てているように捨てている。静かだし見渡しがいいんですよ。警察とか他の車とかが近寄ってくるのも逆に見えやすい」(撮影者)
この場所は不法投棄の穴場のようになってしまっているといい、警察に相談しているということだ。



