綿矢りさの同名小説を実写化した映画『私をくいとめて』の公開記念舞台挨拶が12月19日、テアトル新宿で開催され、のん林遣都、臼田あさ美、若林拓也片桐はいり橋本愛、大九明子監督が登壇。主人公・みつ子の脳内相談役「A」を演じる中村倫也は劇中にならい、声のみで参加した。

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 本作は、おひとりさまライフを満喫していた31歳のみつ子(のん)が、年下の営業マン・多田くん(林遣都)と出会い、久しぶりに訪れた恋に戸惑いながらも一歩踏み出していくさまを描く物語。

 みつ子の脳内に存在し、さまざまな問いに答えてくれる相談役・A。その配役を巡り、かねてよりSNSで話題沸騰となっていたが、今回の舞台挨拶をもってAを中村倫也が演じていることが解禁された。のんは「事前にAの声を収録して、それを流していただきながら掛け合いの演技ではありました。なのでAの方と音声さんと3人芝居。3人がかりの演技かなと思っていました」と撮影方法を明かし、「待ち時間にみんなが悩んだりとか話したりしていることに対して、Aの声を出して答えてくれたりして。楽しく撮影は進んでおりました」とニッコリ。司会者から「Aは応用がきくタイプ?」と聞かれると、のんは「素晴らしい返事がたくさんあって、とってもいい声でした」と中村の美声を絶賛していた。

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 その後は舞台上で、のんが中村扮するAに悩みを相談する場面も。話ベタというのんが「初めて会った方と一瞬で仲良くなるにはどうしたらいいか」とアドバイスを求めると、中村は「もうすでに答えは出ているんじゃないですか?ゆっくりと下手を見てみてください。次に上手を見てみてください。ね?わかりましたね?」と回答し、「ということですっきり答えたところで…」と半ば強引に悩み相談コーナーを終了。続けて「Aの中村倫也でございます」と挨拶し、「『口止めの意味あったのかい』と思いながら口止めされていたのですが」と疑問に思っていたことをぶっちゃけつつ「今日解禁できて嬉しいです」と喜びを語った。

 作品を観た感想を問われると、中村は「とっても楽しく拝見させていただきました。男である僕もこういう時あるなと。僕自身の中にも脳内相談役Aはいるなと思いながら、寄り添う気持ちで観させていただきました」とコメント。さらにAの外見については「ちょっとね、違う倫也がいたぞと。むっちり白肌の倫也がいたなと。笑わせていただきました。皆さんも意外だったんじゃないでしょうか」と話し、「この作品、面白ければぜひSNSなどの方でどしどし拡散していただけるとプロデューサーがにんまりしますので」と会場に呼びかけ、笑いを誘っていた。

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 また、大九監督の演出にまつわるエピソードも語られ、林は「みつ子と2人で旅行に行くことが決まって、買い物に行く洋服屋さんの駐車場で『好きなように走り回って』と監督から言われて。どういうことだろうと思っていたんですけど、自分の中でかみ砕いて、こんなことができるのも映画の中でしかないなと思って暴走して楽しんで(笑)」と特に印象的だったというシーンを回顧。本来、車を止める位置は決まっていたそうだが「適当に止めてタイヤ後ろに乗り上げて(笑)」と裏話を明かし、「そんな楽しいシーンばかりでした」と笑顔で振り返っていた。

 映画『私をくいとめて』は全国公開中。

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テキスト・写真:水野梨香

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