年末といえば大掃除。部屋の掃除をしていると懐かしいものが出てくることがあるが、中には切ない思い出の品も。漫画家の曽山一寿さんは、机の引き出しから苦い学生時代を思い起こさせるあるものを発見した。
曽山さんが見つけたのは、300円のみ入った古い財布。これは学生時代、カツアゲにあったら渡す用に持ち歩いていたダミーの財布だそうで、そのことを思い出した曽山さんは泣きそうになったとのこと。
当時、カツアゲが大流行しており、曽山さんは「多分不良の間ではステータスだったのかと」と推測。「僕自身は2回被害に遭ってます。だから持ち歩こうと思ったんですね…300円くらいだとなんだか許されたんでしょう」と当時の自身の心境を振り返り、財布はそっと元の場所に戻したそうだ。
このことを漫画にしツイッターに投稿すると、同世代の人は共感し、異なる世代の人は驚き。「わしがカツアゲにあったとき『500円ちょうだい』って言われて財布見たら300円しかなくて見逃してもらった経験ありますよ!」「自分も小・中学生の頃に虐められてて外に遊びに行けば虐めてきたグループにカツアゲされてたからダミー財布持ってたの思い出したなぁ…」「これ、本気でテンパると、ダミーも本物も出しちゃうんですよね(笑)」「ヤンキー全盛期に生まれなかった事に感謝」などの声が寄せられている。


