やはりこの男、ただでは転ばぬ“ゲス男”だった……。息も絶え絶えのクロちゃんを思い、自らストッキングを破り、ヒザを差し出した美女レスラーだったが、いざ、クロちゃんにヒザをなめられると「キャーーー」という悲鳴が夜空に響き渡り、ネットからは「ガチで気色悪い」などの声が寄せられた。
23日、DDTの『スカイツリー路上電流爆破デスマッチ』が行われ、大仁田厚with高木三四郎、クリス・ブルックス、伊藤麻希 vs クロちゃん with青木真也、スーパー・ササダンゴ・マシン、上福ゆきのメインイベントが行われ、クロちゃんが両軍入り乱れる戦いの末に大仁田厚を二度も電流爆破の餌食にし、3カウントを奪って見せた。
「星になるのは邪道かゲス男か」
そんな実況席の言葉で始まったこの試合。開始早々、交戦を避けて逃げ回ったクロちゃんだったが、高木大社長にとらえられると、伊藤麻希の渾身のビンタを被弾。さらにクリスが伊藤を台車に乗せ、猛烈な勢いをつけてドロップキックでクロちゃんを粉砕した。
その後、スーパー・ササダンゴ・マシンの電流爆破の巻き添えになったクロちゃんは激しい火花を浴びながら悶絶。そこに駆け付けたのが、クロちゃんの助っ人としてジョインしていた“日本一の美女レスラー”こと上福ゆきだった。
自らのダメージをよそに「このヒザで、クロちゃんを…元気づけてやってください」とササダンゴ。「クロちゃんが死んじゃう…」とクロちゃんに駆け寄った上福はストッキングを破り、ヒザのサポーターを外し、クロちゃんに自らのヒザを差し出した。
実はクロちゃん、人工関節が入った大仁田のヒザを「舐めて溶かす」と豪語し、この日のために自分のヒザを一万回なめる特訓を敢行していた。
「キャーーーー」
上福の叫び声と引き換えに、クロちゃんは劇的な復活を遂げ、戦線に復帰。その上福とともに「初めての共同作業」と叫びながら電流爆破バットを大仁田に向かって振り抜き、一度目の爆破を。さらにそのあと、二度目の爆破も成功させ、3カウントを奪った。
まさかの大勝利を挙げて誇らしげなクロちゃんだったが、視聴者からは「ガチで気色悪い」などの声が上がっていた。