LDHが仕掛ける新たなエンタテインメント『LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER』。クリスマスイブとなる3日目には、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下、三代目JSB)が登場。毎年恒例の「三代目 J SOUL CHRISTMAS」を今年は『LIVE×ONLINE』で開催するという。ライブ中に発表されるファン投票のパフォーマンス曲や、サプライズ企画などが盛り込まれ、クリスマスイブならではの特別なライブに期待が高まった。
▶三代目 J SOUL BROTHERS『LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER』購入&配信ページ(12月27日23時59分まで)
オープニング映像では、クリスマスパーティーのチケットを手にした少女が、あるお屋敷に到着するシーンから始まる。鍵穴を覗くと、その向こうにはクリスマスツリーや暖炉を前にリラックスムードのメンバーたち。衣装はルームウェアで揃え、シャンパン片手に椅子に座りながら口ずさむという、”おうちクリスマス”感たっぷりのムードだ。これまで7月、9月、11月と『LIVE×ONLINE』を行ってきた三代目JSB。毎回配信ライブならではの演出やアイディアを実現してきたが、今回は視聴者が家でライブを見ているであろう状況に想像を巡らせ、ファンとの一体感を強めるための演出なのかもしれない。
ライブは今市隆二と登坂広臣が歌い上げる「Silent Night」でスタート。ステージが転換すると、巨大なプレゼントボックスの山が現れグリーンのサンタクロース風衣装のダンサー達も登場。メンバーもプレゼントを抱え、珍しくナチュラルな笑顔でパフォーマンス。2曲目は「LAST CHRISTMAS」。プレゼントの包みから星のオーナメントを取り出し、ステージ頂上のツリーに飾り付ける。映像には粉雪が降るという演出も。口々に「メリークリスマース!」「ハッピーホリデー」とクリスマスを祝った。
3曲目「O.R.I.O.N.」はライブでも盛り上がる定番曲だが、今回はスペシャルバージョンのテクノアレンジでいつも以上にキラキラ度がアップ。続く「HAPPY」では、パフォーマーのソロダンスでクールな魅せ場を作りながらも、一方でメンバー同士のノリの掛け合いを見せるギャップある演出に。ELLYが山下健二郎の肩を抱き寄せるシーンにはコメント欄が湧いていた。「Forever Together」では光のフィルターに包まれ、メンバーが反射板の中で踊るという幻想的なステージに。
立て続けにクリスマスにぴったりの選曲が続いた後、トークパートがスタート。今回は事前にファン投票で選ばれた4曲から、Twitter投票で上位3曲を選びパフォーマンス直前に発表するという企画も進行中。現時点では、1位は2019年のシングル曲「SCARLET feat. Afrojack」、2位はMVの評価も高い「Yes we are」、3位は2016年に20枚目のシングルとして発表した「Welcome to TOKYO」、同率3位はさらに遡り17枚目のシングル曲「STORM RIDERS feat.SLASH」という順位だ。
メンバーは「SCARLET」人気を「テレビでも1回しかやってないのに」と意外そう。普段あまりパフォーマンスが見られないというレアさが、ファン投票で上位に食い込んでいる理由のようだ。岩田剛典は「STORM RIDERSは久しぶりすぎて振り忘れちゃったな」と笑う。登坂も「俺もあの(STORM RIDERS)シャウトしたくないな」とハラハラしながら投票の行方を見守っていた。
今年は結成10周年というアニバーサリーイヤーを迎える三代目JSB。先日は総勢50名越えのMVを撮影したそうで、後輩が増えたことをメンバー達は感慨深く語り合っていた。そこへNAOTOが「そんな皆さんの人望を検証する『三代目J-1グランプリ』を行います」と宣言。自分が大切にしている後輩へいきなり生電話をかけ、会場に来てくれるように頼むという企画だ(J-1のJは“人望”だという)。直己が選んだのは、FacebookやInstagramで絡むようになったというFANTASTICSの木村慧人。今市は「後輩の中で一番お酒飲んだ回数が多い」というEXILE/FANTASTICSの佐藤大樹を選択。「後輩は数少ない」という登坂は、とっておきの引き出しとして劇団EXILE 八木将康に電話をかける。岩田は“岩田チルドレン”だというTHE RAMPAGEの藤原樹を選んだ。ELLYは「打ち合わせのときはHIROさんにかけるつもりだった」と言いながらも、電話をかけた相手はDOBERMAN INFINITYのSWAY。山下が選んだ後輩はGENERATIONSの白濱亜嵐、そしてNAOTOは「意外なところ行くね」と言いかけた相手はGENERATIONS 佐野玲於に電話をかけた。
トークが終わった後は、このライブのスペシャル企画である「D.LEAGUE」とのダンスコラボ。「D.LEAGUE」は来年1月に開幕する日本発のプロダンスリーグ。所属する9チームがパフォーマンスを披露し、世界的に活躍するパフォーマー4名による審査と視聴者投票の合計点で競うアートとスポーツの融合だ。今夜は3チームが集結し、avex ROYALBRATSはNAOTO、FULLCAST RAISERZは直己と岩田、SEPTENI RAPTURESは山下と組み、息の合ったダンスを披露した。さらなるサプライズ企画として、別ステージからEXILE SHOKICHIが登場。SHOKICHIとCrazyBoy(ELLY)がタッグを組むKING&KINGのパフォーマンスが行われた。KING&KINGは「D.LEAGUE」のアンバサダーも務めており、「D.LEAGUE 20-21」テーマソングとして書き下ろした楽曲「GET IT ON」をここで初披露。「D.LEAGUE」のダンサーたちも垣根を越え、同じステージ上でパフォーマンスを行い、この一夜にしか見られない豪華なコラボとなった。続くKING&KINGの「Fly Like a Dragon」では、ハイトーンのボーカリスト SHOKICHIが見せるラップやCrazyBoyのグルーヴに乗せたパフォーマンスが目を引く。バックスクリーンでは怪しげな炎が生き物のように蠢き、KING&KINGの世界観に引き込んだ。
怪しい炎が暖炉の炎へと差し変わり、ロマンチックなバラード曲「君となら」を披露。映像はVRのような主観目線に変わり、まるでメンバーと目の前でダンスを踊っているような演出がなされた。NAOTOは手を握り強引に引き寄せ頬を撫で、岩田は優しい笑顔で頭ぽんぽん、山下は振り向きざまに優しく撫でる。登坂は流し目を送りながら歌い上げ、ELLYは胸元がはだけたシャツ姿で女性ダンサーとの絡みを見せた。直己はひざまずいて一輪のバラを差し出し、今市は包み込むような優しい視線で見つめ手を取った。終始ゆったりとしたセクシーなパフォーマンスでクリスマスらしい特別感を演出した。
ジャズ風の生ピアノ伴奏で始まった「Always」では、暖炉とソファのステージに移り、たくさんのキャンドルに囲まれながら今市と登坂が〈瞳 閉じて.../愛を感じて...〉という歌詞の通り、ソファに腰掛けて目を閉じ、大人っぽく歌い上げる。続く雪をテーマにした楽曲「スノードーム」ではステージにも雪が舞った。
トークパートへ切り替わると、NAOTOは「『Always』と『スノードーム』、いい曲だね」と余韻に浸っていた。そんな中、J-1グランプリの結果発表へ。赤いカーテンから呼び出した後輩が現れなかった場合は、罰ゲームとして座っている椅子に電流が流れる仕掛けだ。まずは山下が呼び出した、GENERATIONS亜嵐。カーテンが開くもそこには誰もおらず、電流の衝撃で椅子から転げ落ちる山下。「亜嵐来いや~」と悔しがった。岩田が呼びかけたTHE RAMPAGE藤原も来られず。「なんで居ないんだよ、樹!」と悔しそうな岩田だったが、取材中だったという。そして今市が呼んだFANTASTICS 大樹が登場。「大樹、愛してるわ」と迎える今市に、「こんな感じでステージに上がるとは思わなかった」と恐縮しながらも「僕のフットワークは窒素ぐらい軽いんで」と笑う大樹。直己が呼んだのも同じくFANTASTICSの慧人。カーテンが開くと、私服の大きな帽子を被った慧人が登場し、思わずエアハグをする直己。ELLYが「いるよな、いるよな」と心配そうにカーテンを開けると、DOBERMAN INFINITYのSWAYが満面の笑顔で登場し、「ナイス!」と喜びのシャウト。続いて、GENERATIONS 佐野はカーテンの向こうにはおらず、電流を食らってしまうNAOTO。ところがその直後、ステージまで自転車で乗り込んできた佐野が、サンダル、メガネ、パーカー、はんてんという完全なる部屋着スタイルで駆けつけた。最後は登坂が選んだ劇団EXILE 八木。ドラムロールとともに、茶色いボトム、赤いセーター、グリーンのフリースというクリスマスツリーカラーの八木が登場し、メンバー全員で盛り上がった。
ファン投票で決まるパフォーマンスもついに集計が終わり、決定した3曲を披露。「STORM RIDERS feat.SLASH 」では、さっきまでのトークとは雰囲気が一変。切り替えの早さに、コメント欄には「プロフェッショナルだ」と感心の声が寄せられた。続く「SCARLET feat. Afrojack」ではステージがスカーレットカラーに染まり、「Yes we are」では無数の星が輝く空間演出がなされた。スペーシーなサウンドの「Yes we are」と宇宙空間のような演出が見事にハマり、コメント欄の熱気も高まる。登坂も「緊張感ありましたね。懐かしい曲も聴けたんじゃないかな」とファン投票企画に満足げだった。
続く新曲「RISING SOUL」では白スーツに白ハットで揃え、今までにないスマートなダンスを披露。無数のライトがステージを飛び抜け画面全体に広がり、ステージと画面の境目が完全になくなるAR演出に「ステージどうなっているの?」と驚きの声が上がる。LDHのクリエイティブを手がける「TEAM GENESIS」による『LIVE×ONLINE』の演出は回を重ねるごとに進化し、視聴者も新鮮な演出を楽しんでいる様子だった。
全17曲でライブは終わったが、メンバーがTシャツに着替えている最中に流されたのは「リーダー直己にドッキリを仕掛ける」という映像。去年、TBSのバラエティ番組でリーダー NAOTOがドッキリを仕掛けられ、メンバーへ感謝の言葉を伝えた直後に落とし穴にハマってしまった。そのお返しにとNAOTOが企画。メンバー1人ずつ10年間の思いを語りながらケーキにオーナメントを刺していく中、直己の番にとある仕掛けを用意しているという。「これまで10年間、一緒に歩いてくれてありがとう」とメンバーたちへ頭を下げる直己だが、オーナメントを刺した瞬間ケーキが爆発。ドッキリだと察した直己は、クリームが飛び散った顔で「俺、グッときてたよ正直」と苦笑した。
今年の「三代目 J SOUL CHRISTMAS」は、いつも以上に特別なライブになるよう工夫され、メンバーの来年への決意を感じさせる一夜にもなった。
■「LIVE×ONLINE」三代目 J SOUL BROTHERS
出演:三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE
配信:12月24日(水)よる8時
見逃し配信期間:番組放送後から12月27日(日)23:59
詳細&購入ページ:https://abema.tv/channels/payperview-1/slots/Ek4k23wPZHWnf9
※「Go Toイベントキャンペーン」対象のチケットは最新のアプリバージョンでのみ購入できます。
※アベマLDH祭りまとめはこちらから(https://abema-ldh.abema.tv/posts/11166294)