過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが、自らのしくじった経験を教えてくれる『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)。
今回、ABEMAでは珠玉の授業を振り返る『しくじりクラシック』を配信。歌手でタレントの辺見マリが登壇し、2015年に“神回”と大反響を呼んだ授業を改めてお届けした(※番組は2015年9月に放送したもの)。
【見逃し配信】辺見マリ、2度目の芸能界引退は“拝み屋”の洗脳だった…衝撃の授業
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”には平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、タレントのあき竹城、梅沢富美男、足立梨花、榊原郁恵、アイドルの滝口ひかりらが出演。
タレント・辺見えみりの母であり、1970年には楽曲『経験』で新人賞を総なめにした人気歌手の辺見マリ。今回、辺見が行ったのは「洗脳されて人生を棒に振らないための授業」だ。
かつて“拝み屋”に洗脳され、5億円を失ってしまったという辺見。お金は「1円も戻ってきていない」と明かす。桁外れの金額に、辺見の大ファンだという梅沢も「知らなかった」と呆然。
ある日、辺見はディナーショーに貼ってあったポスターを見た人が「辺見マリってもう古くね?」と話す場面を目撃してしまう。完璧主義な辺見は不安になり、誰にも相談できずにいた。そんなとき声をかけてきたのは、信頼していたマネージャーだった。マネージャーから「知り合いで神様と話せる人がいる」と拝み屋Kを紹介され、辺見は軽い気持ちで会うことに。
Kは40代の普通の女性だった。辺見は、Kに夫と子がいたこと、話を聞いてくれたこと、お金を受け取らないことから、Kに対して「安心」を覚えた。実は、これが洗脳の第1ステップだった。洗脳までには「安心・驚き・嫉妬・囲い込み」の4つのステップがあるといい、このとき辺見は洗脳への道を1歩踏み出していたのだ。
そして、ステップは2段階目に突入。ある日、Kに会うと「(娘の)えみりさんの目が見えなくなる」と忠告される。辺見は信じなかったが、えみり本人に聞いてみると視力が大幅に低下していたことが判明。他にも、同じような「驚き」が度々あり、辺見は「Kは神様の声が聞こえているのかも」と思うようになった。
カルト宗教のマインドコントロールや悪徳商法の心理研究の第一人者である立正大学・西田公昭教授に番組スタッフが話を聞くと、西田教授は誰かが前もって辺見の情報を手に入れていた可能性を指摘。辺見の場合、男性マネージャーが当てはまるのではないかと推察していた。
(「しくじり先生 俺みたいになるな!!」より)