コロナ禍でデリバリーサービスの需要が高まる中、配達員へのあおり運転などが問題になっている。

 映像を見ると、車がクラクションを鳴らしながら、自転車で走っている配達員を強引に追い越していく。配達員は「死ぬかと思いました。あと20cmで接触するくらい、かなり幅寄せされました」と恐怖を語る。

「死ぬかと思いました」ウーバーイーツ配達員への“あおり運転”問題 リュックのロゴ隠す対策も
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 さらに、別の配達員もあおり運転の被害を告白。突然バスが接近したかと思うと、自転車の前方を塞ぐように幅寄せをしてきたという。動画には「危なっ!何いまの!?」と驚く配達員の声が残されていた。

 一つ間違えば命にかかわる危険なあおり運転。危険な目に遭っているのは、どちらもフードデリバリーサービス「ウーバーイーツ」の配達員だ。

【映像】突然接近…ウーバーイーツ配達員をあおるバス

 ウーバーイーツ配達員らを取材すると「バッグを背負っていると、すごくからまれる」「(バッグに)唾を吐かれた」「あおり運転みたいな走行をされたり、窓を開けて『邪魔くせぇ』と言われた」など、過去のトラブルを明かす。

 中には口論になるケースもある。ある動画では、ウーバーイーツ配達員が「どう考えてもおかしいだろ」とバスの運転手を注意している。バスの運転手は「お前がトロトロ走っているからだろ。歩道を走れ」と対抗し、配達員が「(自転車は)歩道じゃねえよ。車道だよ。通るの」と指摘している。

「死ぬかと思いました」ウーバーイーツ配達員への“あおり運転”問題 リュックのロゴ隠す対策も
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 道路には「自転車が通るべきエリア」を示す塗装があり、このケースではバスの運行を委託する会社が「運転者に乱暴な発言と危険な追い越しがあった」ことを認め、謝罪したという。

 最近では、上記のようなトラブルを避けようと、リュックサックに入っている「Uber Eats」のロゴを黒いテープなどで隠して走る配達員もいる。

「死ぬかと思いました」ウーバーイーツ配達員への“あおり運転”問題 リュックのロゴ隠す対策も
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「死ぬかと思いました」ウーバーイーツ配達員への“あおり運転”問題 リュックのロゴ隠す対策も
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 一方、現役のバス運転手によれば、一部配達員のマナー違反も目に付くという。

「(ウーバー配達員が)信号無視で飛び出して来たり、ガードレールの切れ目から急に飛び出して実際にお客様がケガをされたこともある」(現役のバス運転手)

 大阪で撮影された映像には、赤信号にもかかわらず平然と車の前を横切る配達員の姿。こうした一部の配達員の危険な行為について同業者からは「危ない運転をする配達員もみかけますし、悪いイメージを与えているのかも」(ウーバーイーツ配達員)という声も寄せられた。

ABEMA/「ABEMAヒルズ」より)

【映像】ウーバー配達員へ“あおり”&中国で無理矢理PCR検査
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