サイレンが響き渡る中、炎と黒煙が激しく上がる車。19日午後5時半ごろ、福岡県遠賀町のドラックストアの駐車場で、停まっていた車が燃える火事があった。
車を運転していた33歳の母親が、0歳から6歳までの子ども4人を連れて買い物に来ていた。母親と6歳の長男は店内にいたが、車には0歳の長女と2歳の三男、それに4歳の次男の3人が残っていた。
出火の原因は、助手席にいた次男の足元にあった発煙筒だった。発炎筒を取り出して遊ぶうちに、火が付いたという。
「危険を知らせるために積んでいるものではあるが、火災ややけどにつながることも考えられる。子どもでも簡単に火をつける可能性があるので、車内に残さないことが大事」（JAF福岡支部の永松純一さん）
幸い、子どもたちは次男に呼び出された母親が助け出し、全員無事でけが人はいないということだ。
