将棋の叡王戦段位別予選(七段戦)が1月27日に行われ、佐藤和俊七段(42)が佐藤紳哉七段(43)に111手で勝利した。
佐藤和七段の中飛車、佐藤紳七段の居飛車の対抗形で始まった将棋は、序盤・中盤と互角のまま終盤へ。両者1分将棋に入ってからも、拮抗した状態が続き、ほんのわずかなミスも許されない白熱の展開が続いた。
一時は佐藤紳七段に形勢が振れたかと思われたが、一瞬攻めが緩んだところで、佐藤和七段が優勢に。ここから一気の最終盤に突入すると、佐藤紳七段に挽回の手が見つからず、そのまま決着がついた。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。44人が参加する七段戦は2組に分けて行われ、各優勝者の計2人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)