日本将棋連盟による2月1日週の公式戦は、3日に順位戦A級で全10人の棋士が同日に対局を行う。激しい挑戦権争い、残留争いにおいて、大きな一局だ。また6日からは棋王戦五番勝負が開幕。現在8連覇中で、永世称号の資格も持つ渡辺明棋王が糸谷哲郎八段の挑戦を受ける。主な対局は以下のとおり。
【中継】棋王戦 五番勝負 第1局 渡辺明棋王 対 糸谷哲郎八段
2月1日(月曜日)
棋王戦予選 小林健二九段 対 大橋貴洸六段 (携帯中継)
棋王戦予選 藤原直哉七段 対 大石直嗣七段 (携帯中継)
棋王戦予選 澤田真吾七段 対 今泉健司五段 (携帯中継)
2月2日(火曜日)
順位戦C級1組 高橋道雄九段 対 飯島栄治七段 (携帯中継)
順位戦C級1組 西尾明七段 対 片上大輔七段 (携帯中継)
順位戦C級1組 青野照市九段 対 高見泰地七段 (携帯中継)
順位戦C級1組 船江恒平六段 対 増田康宏六段 (携帯中継)
順位戦C級1組 高崎一生七段 対 村田顕弘六段 (携帯中継)
新人王戦 伊藤沙恵女流三段 対 齊藤優希三段 (携帯中継)
2月3日(水曜日)
順位戦A級 佐藤天彦九段 対 糸谷哲郎八段 (携帯中継)
10人参加のA級も、残りはいよいよ2局。渡辺名人への挑戦権争いは、現在6勝1敗の斎藤八段が単独トップに立っている。これを追う2敗は豊島竜王と広瀬八段の2人。3敗の佐藤天九段までの4人に挑戦の可能性がある。残留争いも熾烈で、6敗の三浦九段、5敗の稲葉八段が苦しいが、4敗の棋士にもまだ降級の可能性がある。持ち時間は各6時間。
2月4日(木曜日)
順位戦B級1組 行方尚史九段 対 永瀬拓矢王座 (携帯中継)
順位戦B級1組 松尾歩八段 対 郷田真隆九段 (携帯中継)
順位戦B級1組 山崎隆之八段 対 久保利明九段 (携帯中継)
順位戦C級2組 遠山雄亮六段 対 石川優太四段 (携帯中継)
ヒューリック杯棋聖戦二次予選 佐々木慎七段 対 村中秀史七段 (携帯中継)
2月5日(金曜日)
叡王戦予選 黒沢怜生五段 対 田中か藤森 (ABEMA)
ヒューリック杯白玲戦A組 岩根忍女流三段 対 藤井奈々女流初段 (携帯中継)
ヒューリック杯白玲戦B組 室谷由紀女流三段 対 加藤圭女流初段 (携帯中継)
ヒューリック杯白玲戦E組 山根ことみ女流二段 対 野原未蘭女流1級 (携帯中継)
ヒューリック杯白玲戦F組 上田初美女流四段 対 石本さくら女流二段 (携帯中継)
2月6日(土曜日)
棋王戦第1局 渡辺明棋王 対 糸谷哲郎八段 (ABEMA・携帯中継)
名人・王将も保持する渡辺棋王が、9連覇をかけて臨むシリーズ。王将戦では、永瀬王座を相手に開幕から3連勝するなど、年明けからの連続防衛戦に向けて調整は万全だったか、その強さがさらに輝いている。糸谷八段は2016年度の王座戦以来、久々のタイトル戦出場だ。持ち時間は各4時間で、先手・後手は振り駒で決まる。第2局以降は、交互に入れ替わり、最終第5局は再度振り駒になる。
2月7日(日曜日)
女流名人戦第3局 里見香奈女流名人 対 加藤桃子女流三段 (携帯中継)
(写真提供:日本将棋連盟)