今月1日、人工衛星の企画開発などを行うテラスペース株式会社は、人工衛星による「宇宙寺院」の開発と打ち上げに向け、世界遺産の醍醐寺と業務技術提携を行ったことを発表した。
2023年の打ち上げを目指す「浄天院劫蘊寺」と命名された宇宙寺院には、人工衛星としての基本的な機能に加え、大日如来像や曼荼羅を搭載。約1時間半かけて地球を一周し、寺院の現在地情報などはスマホアプリで確認できるようになるということだ。
また今月8日には、宇宙の安全と平和を祈る「宇宙法要」を醍醐寺で開催予定。宇宙寺院の打ち上げ後は、祈願の内容を衛星に転送することも計画しているという。
テラスペースは「人工衛星をお寺にすることで、どこにいても身近に意識できるのでは」「人々の願いを載せて地球の周りをまわっているだけでも救われる部分があると思う。心の支えになれたら」とコメントしている。
(ABEMA/『ABEMA Morning』より)