去年12月、熊本市内を走行する車のドライブレコーダーが恐怖の瞬間を収めていた。
夜10時すぎ、撮影者の車が片側一車線の道路を走っていると、逆走する形で対向車のハイビームの光が迫ってくる。撮影者がパッシングで注意すると、運転していた男は車線を無視して進路をふさぐように停車。窓から右手を出して撮影者に車を発進させないよう合図を出すと、信じられない行動に出たのだ。
「何なの? 殺すから! おいこら、自衛隊じゃー。極真空手やるか?やるかぁ~!?」
突然「殺す」と言われた撮影者の車には、妻と1歳の子どもも乗っていた。「当時は本当に怖かったですね。妻と子どもを守らなきゃいけないという気持ちもありつつ、『どうしたらいいのかな』と非常に困りましたね」。後部座席にいた男性の妻が警察に通報する間も、怒号は続く。
「こら!なんじゃ、なんじゃぁぁ!」
男はこの後走り去ったが、映像を手掛かりに先週、作業員の牟田晃之容疑者(59)が脅迫の疑いで逮捕された。しかし、撮影者はこう話す。
「(相手は)まだ容疑を認めていないということなので、そこがちょっと悲しいところもありますね。反省して欲しいなとは思います」
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