『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に、芸人のダイノジ(大地洋輔、大谷ノブ彦)が登場し、「カリスマ気取りで嫌われちゃった先生とヤバい相方を放置しちゃってた先生」としてしくじり授業を行った。
▶︎動画:仕事激減でメンタル崩壊「気づくとビルの屋上に…」ダイノジ大谷、しくじった過去を告白
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”には平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、ハナコの秋山寛貴、櫻坂46の井上梨名、モデルの岡本莉音らが出演。
『M-1グランプリ2002』での失態が響き、テレビの仕事が減ったダイノジ。自暴自棄になった大谷は、大地に「エアギターの大会に出てみろよ!」と提案した。これがコンビの運命を変える転機となった。
大地が大会に出ると、あっという間に日本一の座を獲得。その1週間後には、世界一に輝いた。ギターの経験すらなかったが、大谷からアドバイスをもらい、挑戦したという。
しかし、これをきっかけに、ダイノジの立場は逆転。カリスマを気取っていた大谷が「じゃない方芸人」になっていた。
不満を募らせていた大谷だったが、そんな中、思わぬアクシデントが。ライブ中、大地を投げるシーンで、派手にやり過ぎて骨折させてしまったのだ。大谷は「大きくやったほうがおもしろいと思ったかもしれないし、もしかしたらストレスも溜まってたかもしれない」と振り返った。
負けを認めたくなかった大谷は「受け身取れない大地が悪い」と責めた。それでも、全治1ヶ月の怪我を負った大地は怒らなかったという。大谷はスタジオで「本当にすみませんでした」と改めて謝罪した。
この件で、ダイノジの悪い噂が業界を駆け巡り、仕事が激減。追い詰められた大谷は、ある日、気がつくとビルの屋上に立っていたという。誰も味方がいない中、大谷の頭に浮かんできたのは、やはり大地だった。
大谷は大地にはじめて「大地さんみたいにイジられたい」と相談。すると大地は「簡単だよスベればいんだよ!」と、明るく助言したという。大谷は「大地さんじゃなければとっくに芸人辞めてた」と感謝を伝えた。
大谷の授業が終わると、大地の目には涙が。「こうやって大谷さんが人前で……」と、エピソードを1つ1つ丁寧に話す大谷の姿に感極まった様子。「しくじってるつもりはなかった。みんなが早く進むところを僕らは遠回りしただけ。コンビ組んでよかったと思いました」と、コンビの絆が深まった様子だった。