俳優の鈴木伸之が11日、東京・上野東照宮で行われた映画『ブレイブ −群青戦記−』の大ヒット祈願イベントに登壇。その冒頭、鈴木が共演の新田真剣佑とやり取りを交わし「メッチャ嬉しい」と大きく喜ぶ場面があった。
本作は、『週刊ヤングジャンプ』で連載されていた笠原真樹氏の漫画『群青戦記 グンジョーセンキ』を実写映画化したもの。スポーツ名門校で活躍していた高校生たちが、学校まるごとタイムスリップする物語で、“部活で培った身体能力”と“未来を知る現代人の知識”を活かしつつ、生き残るための戦いに挑むアクションエンターテインメント作品だ。
劇中において、歴史オタクの主人公・西野蒼役を新田が演じ、鈴木が剣道部主将・松本考太役で出演する。その見どころについて、鈴木の統率力を例に挙がった。新田が「ここにいる鈴木伸之さんは、いつも先頭に立つキャラクターなのですが、僕たちを引き連れて『よし、行くぞ!』と引っ張るシーンが、本当にカッコイイ」としびれたそう。「予告編にも使われています」とアピールした。
鈴木に対するベタ褒めは止まらず、鈴木のことを「まるでアイアンマン」と評していくと、「それはメッチャ嬉しい」と感想をもらし大喜び。右手でポーズを作り、ノリノリだった。
この作品を通じ、学んだこと「一番感じたのは、人のために行動に移すところです」と鈴木。「この映画に出てくるキャラクターは、さらに、人のために決断していくんです。登場する高校生たちが、明日とか、明後日とか先のことを考えず、今の瞬間に全力をかけていく姿が眩しかった。現代からタイムスリップするというお話なのですが、今に生きる全ての人に共感してもらえるメッセージが一杯あると思います」とポイントを押さえていた。
この日は、鈴木と新田のほか、山崎紘菜、渡邊圭祐、本広克行監督らがイベントに参加。徳川家康公を祀っている神社・上野東照宮でトークショーが実施された。
映画『ブレイブ -群青戦記-』は、3月12日より全国ロードショー。
テキスト・写真:野原誠治