股抜きからの低空フィニッシュ! テクニック&駆け引きで生まれたゴールに驚愕
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 ブラジル人アタッカーが仕掛けた“ある伏線”から生まれた至極のスーパープレーが大きな話題となっている。圧倒的なボールスキルと経験から来る駆け引きから生まれた会心の一撃に、「神」、「うますぎ」などの称賛の言葉が並んだ。

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 このゴールを決めたのは、フットサル日本最高峰の舞台『Fリーグ』のフウガドールすみだに所属するブラジル人FPガリンシャだ。

 6日に行われたボアルース長野戦は、フウガドールすみだにとって今季のホームゲーム最終戦。1点ビハインドで迎えた第1ピリオド(前半)の15分、ガリンシャは右サイドで長野の荒牧太郎とマッチアップする。

 お互いに体を激しくぶつけ合う白熱した攻防から、ガリンシャが荒牧の力を利用した巧みな反転から一気に縦へと突破を図り、最後は左足のトゥキックでシュートをたたき込んだ。

 実況を務めた元日本代表の横江怜氏も「すごい!!ディフェンスもファウル覚悟で引っ張っているんですけど、それを振り切ってこのシュートですよ」とガリンシャのワールドクラスのシュートを称賛した。

 しかしこのゴールを伏線とし、さらなる素晴らしいゴールが第2ピリオド(後半)に生まれる。

 1-1の同点のまま迎えた9分、再び右サイドで対峙したガリンシャと荒牧。GKからのボールを足元に収めたガリンシャは、背中側で荒牧との距離を詰め、1点目と同じような形に持ち込もうとする。しかし荒牧はこれに乗らず、今度は距離をとってガリンシャの動きに対応しやすいディフェンスを実行した。

 この対応を見て正面に向き直ったガリンシャは、跨ぎフェイントで様子を伺う。相手がやや足を出してきたのを見ると、すかさず相手の股にボールを通して突破。またも左足から強烈なシュートを突き刺したのだ。

 実況を務めた加藤謙太郎氏は「またなのか、この角度!!素晴らしいプレーを見せてくれています!!」と大興奮。視聴者からも「ガリンシャひとりでまた崩した」、「ガリンシャいることが反則だよ」などの言葉が並んだ。

 突破からシュートまでの引き出しの多さだけでなく、今回のような駆け引きのうまさもガリンシャの特徴の1つ。残り3試合は、是非ともガリンシャのスーパープレーだけでなく“駆け引き”に注目してもらいたい。

文・川嶋正隆(SAL編集部)

写真/高橋学

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