JR常磐線の特急「ひたち22号」が16日、日本のTwitterトレンド2位にまで浮上。話題を集めている。
【映像】「ひたち22号」当初の時刻表 仙台発13時57分→17時55分に
13日に福島県沖で発生し、同県や宮城県で最大震度6強の揺れを観測した地震の影響で、一部区間で運転を見合わせている東北新幹線。全線運転再開まで10日前後を要する見込みで、この事態を受けて常磐線の特急「ひたち」は、臨時に列車の一部を仙台駅まで延長して運転している。
しかし、15日は大雨の影響で出発が大幅に遅延。時刻表上は仙台発が13時57分、いわき発が16時20分、上野着が18時37分のスケジュールだが、同日仙台を出発したのは17時55分だった。
偶然乗り合わせた人が自身のTwitterで「強い風で停車してしまった」「大雨で徐行運転で出発」「大学受験を控えた客の確認を行うとのこと」と実況すると、ツイートを見た人から「ひたち22号が受験生の人生を乗せて夜を駆けてる…」「運休せずに実質夜行で走らせる…すごいな」「去年3月 震災以来9年ぶりに全線運転再開した常磐線がこのドラマをつくってるかと思うと胸熱すぎる」「この受験シーズンに停止中の新幹線の代わりとして夜行で走るなんて感動してしまうよ」など、ひたち22号を応援する声が殺到。16日朝6時ごろには「ひたち22号」が日本のTwitterトレンド2位にまで浮上した。
品川行きから上野行きに行き先を変更したひたち22号は、予定時間より約8時間遅れの深夜2時38分に上野駅に到着。ニュース番組「ABEMAヒルズ」がJR東日本・本社広報担当者を取材すると「受験生の方へのアナウンスをしていたのは事実です」とコメント。「深夜の到着になったため、朝4時45分まで到着後の列車に滞在できるよう対応しました」と明かした。
実況していた乗客も「意地でも上野駅まで届けてくれたJR東日本には本当に頭が上がりません」と感謝の言葉をつづっている。
(ABEMA/「ABEMAヒルズ」より)
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