BACKSTAGE TALK #16 MONYPETZJNKMN
AbemaMix出演の合間に、HIPHOPライター 渡辺志保氏がアーティストにインタビューを実施!
ココでしか聞けないBACKSTAGE TALKをお届けします!
ー昨年の10月には久しぶりにMONYPETZJNKMN名義でのEP『Gimme Da Dope』が発表されましたけど、このタイミングを選んだ理由は?
MonyHorse:みんな、2ndアルバムの制作が進んでいるんですけど、その中で結構、曲が溜まっていったんですよね。
PETZ:それぞれが少しずつ、アルバム用に曲を作っていたところだったので。みんなソロ・アルバムも出したし、一回、3人で久しぶりにまとまった作品を出そうよって。
【映像】MONYPETZJNKMN AbemaMix ライブパフォーマンス
ーアルバム『磊』から3年くらい経ってますもんね。
PETZ:録り貯めていた曲が1、2曲あったから、それに数曲足して5、6曲のボリュームで出したいなってことで、2020年に入ってから一気に仕上げましたね。
MonyHorse:2019年に出したPVがあって、そこからタイトルを取ったんです。
ー今回は、プロデュースの大半をDJのU-LEEさんが手掛けていて、すごく存在感を感じました。
PETZ:そうですね。今回は俺たち3人プラス、U-LEEで作ったEPという感じです。『磊』は、Chaki(Zulu)さんがメインでトータル・プロデュースを担当してくれていたんですけど、今回は、U-LEEをメイン・プロデューサーとして迎えて。
一曲だけ、Chakiさんの曲も入ってるんですけど。
MonyHorse:俺は大阪から東京に来たら、基本U-LEEくんの家に泊まるんですよ。そこにマイクとかも全部揃っているので、暇さえあれば1ヴァース録って…みたいにしているうちに、どんどん曲が貯まっていったんです。
それで、みんなが「俺、この曲はいる」「じゃあ、俺はこれで」みたいな感じで仕上げていきました。
ー今回もEPも、それぞれのヴァースがすごく際立っていて、もっとパワフルに進化したおイメージを受けました。これまでと比べて、何か特別変化した点などはありますか?
JNKMN:作り方や出し方に関して、ちょっと真面目に考えるようになりましたね。「作品を出すということは、みんなに届ける物なんだ」みたいな。
これまではただスタジオに行って曲を作るだけの作業で、そこからあとはChaki Zuluさんとかに全部任せていたんですけど、自分の1stアルバムを出して、「ちゃんと自分たちでもやんなきゃな」って気持ちになったんですよね。
このEP もそうですけど、音楽以外のことでもちゃんと自分たちでやらなきゃって意識はありました。
ーさっきも少し話が出ましたが、今、それぞれソロ・アルバムを作り始めている?
U-LEE:ダイジくん(JNKMN)に関してはもう出来てるんですよ。
JNKMN:前作は禊的な意味合いが大きかったので、Chakiさんと一緒に作った感じだったんですけど、今回は一人でやった部分も多いし、U-LEEの役割も大きい。U-LEEがChakiさん的な役割を担当してくれて。メロディーラインとか細かい音楽的なディレクションもやってくれました。
MonyHorse:僕も、1stアルバムとはガラッと変わった雰囲気になる予定です。真面目なことを歌っていて、ドラッグのことはあまり歌わないようにしました。大人になったのかなって思いますね。そういうモードなのかな。
U-LEE:MONYの1stは大阪で作ったんですけど、2ndは全部、僕のビートなんですよ。なので、その辺が少し違うかなと思いますね。
PETZ:僕もあと2、3曲作って、そこから調整して完成って感じですね。全部で15、6曲くらいになるかな。前作とは、伝えたいこともちょっと違うし、まず聴いてもらいたい。
ーU-LEEさんも、ここ数年でどんどんプロデュース・ワークが増えていきましたよね。すごく目まぐるしい生活だったのでは?
PETZ:U-LEEはすごいスピードでいろんなスキルが身に付いていると思います。近くにいて感じるっすね。
U-LEE:今までずっとDJをやってきて、ここ3年くらいでビートメイクを始めたんです。2020年に入ってから、今まで作ってきた自分の楽曲がどんどん世に出て行った。
それで、自分がやってきたことがちょうど形になってきた感じがあります。
ープロデューサーとしての次の目標などはありますか?
U-LEE:YENTOWNの中では、MONYPETZJNKMNのことをメインにやっているので、AwichとkZmたちの作品に劣らないよう、この三人に関して頑張っていきたいと思っています。
ー2020年は、ライブも減って、今までとは違う生活を余儀なくされた場面も多かったと思うんですが、皆さんはどうでしたか?
PETZ:本当に、いつもと全然違いましたね。
MonyHorse:でも逆に、音楽と結構向き合えたかなって思います。
U-LEE:僕も、むしろありがとうって思ってるくらい。仕事はガクッと減ってしまったんですけど、ステイホーム期間中にいい経験も出来たので、僕的には結構いい年でした。
JNKMN:そうですね。家でリリックを書く時間が増えました。今まで大体、スタジオに行ってその場で書いちゃうことが多かったんで、家でリリックを書くこともなかったんですよ。
ー来年は、みんなのソロ作が出てめっちゃ忙しい一年になるんじゃないですか?
U-LEE:自分たちのリリースはとにかく楽しみですね。個人的に思っていることなんですけど、コロナが収束して音楽業界が前みたい戻ったとき、それを機に分断されるんじゃないかと思っていて。
例えば、ちゃんとライブができる人が残って、そうじゃない人は消えていく、みたいな。2021年は僕らの動きで結構変わってくると思うので、重要かなと思ってます。
ーMONYPETZJNKMNはもちろん、YENTOWNのメンバーってそれぞれ成長を見守っている感じとか、ライブの時の結束力の強さとかが本当に魅力的だし、決して壊れない感じがある。自分たちの強みってどんなところだと思いますか?
PETZ:ポジティブなところかな。
MonyHorse:それと、みんなでしっかり遊ぶ。
JNKMN:あとは姐さんかな。Awichの存在はデカくない?
PETZ:もちろんでしょ。
U-LEE:だから今、ずっと活動できてるのかもね。
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