13日、埼玉県飯能市にある革細工などを販売する店で、防犯カメラが窃盗の瞬間を捉えた。
黒いアウターを来た客は、グレーの帽子にマスク、顔はよくわからないが、高齢の女性見える。店の商品のマスクを、次々と手に取っていく女性。普通ならここで代金を支払うところだが、なんと女性はそのまま平然と立ち去って行った。
【映像】マスクを何個も持ったまま平然と立ち去る女性 窃盗の瞬間
店では、去年からこうした窃盗が相次ぎ、防犯カメラを設置。犯行の瞬間が映っていたことから警察に相談したが、店主は「警察の方とお話したんですけど『(映像は)物的証拠にはならないんです』と(言われた)。その人を探せるかというと『今回は特に顔が映っていないので、本当に現行犯じゃないと難しいですね』と言われました」と明かす。
ならばと、店主は自らポスターを作成。画像とともに「この人、ご存じの方がいらっしゃいましたら、お知らせください!」と記載し、店に貼った。
するとこのポスターを貼り出した2日後、ポスターと同じ帽子、同じアウターを身にまとった本人と見られる女性が現れた。ポスターには気付くのだろうか。
前回同様、商品を物色し始めるとマスク3枚を躊躇なく持ち去って行った女性。盗まれたのは新型コロナの感染防止に役立てようと、店主自ら手作りしたマスクだという。
被害にあった店主は「値段じゃないんですよね。『欲しいです』と言われば差し上げますよ。ただこういう風に持っていかれるというのは、本当に頭にくる。捕まえるのが目的ではない。ただ二度とやらないでほしい」と訴えている。


