昨シーズン限りでプロサッカー選手を引退した元川崎フロンターレの中村憲剛氏が、ゴールを決めてないのに“BKB”パフォーマンスを見せた“便乗BKB”に思わず笑みをこぼし、ファンたちも盛り上がりを見せた。
中村氏は20日に行われたFリーグのペスカドーラ町田vs立川・府中アスレティックFCの“東京ダービー”でゲスト解説を務めた。試合前からフットサル界では、選手やファンサポーターがSNSで反応するなど大きな話題となっていた。
なかでも立川・府中の酒井遼太郎は「いつもより注目される試合。フットサルの魅力を伝えよう。まずは楽しもう!!!勝とう!」とツイート。さらに中村氏が現役時代に行っていたゴールパフォーマンスであり、お笑い芸人・バイク川崎バイクの持ちネタにかけて「ビッグイベント、憲剛フットサルに、バカハマり。BKB ヒィィィィィア」と盛り上げる。
さらにゴール後にBKBパフォーマンスを行うことも予告しており、この試合の1つの注目点となった。
その機会が訪れたのは1点リードで迎えた第2ピリオド残り3分。町田がパワープレー戦術を仕掛けると、相手からボールを奪った皆本晃が無人のゴールにロングシュートを蹴り込んだ。
試合を決定付けるゴールを奪った皆本は、カメラに向かってパフォーマンスを披露。するとその背後には酒井の姿が──。
そのまま抱きついて喜びを表現すると次の瞬間、皆本よりも前に歩み出しカメラに向かって『B・K・B、ヒィィィィィア』とパフォーマンスを披露。中村氏も酒井のパフォーマンスを見届け、自身もスタジオでBKBパフォーマンスを披露した。
しかしこの場面は皆本のゴールだったことに気付いた中村氏は「あれ? 便乗BKB?」とやや困惑するも「でもいいと思います。(パフォーマンスをすると)公言してくれていたんですよね」とコメント。酒井の便乗BKBに大満足となった。
さらにABEMAの視聴者も「決めてないのに見事なBKB」、「君は決めてないwww」、「便乗BKB」などのコメントが並んでいる。
試合後、再びツイッターを更新した酒井は「B ビューティフルゴール、K 憲剛フットサルに、B バカハマり。横取りBKBという中村憲剛さんからのコメントもいただきました」と満足感を示すとともに、酒井のパフォーマンスのせいで影が薄くなってしまった皆本に対して「ありがとうございました。www」と締め括った。
文・川嶋正隆(SAL編集部)