『I-LAND』とは？ 志願者（メンバー）やルールを徹底解説！ENHYPEN誕生までの軌跡も

　2020年夏、次世代K-POPアーティスト誕生の過程を描き世界を熱狂させた、韓国発の観察型リアリティー番組『I-LAND』。23人の志願者の中から7人のデビュー組が選ばれ、その7人から成るグローバルグループ「ENHYPEN」が誕生した。本記事では『I-LAND』の徹底解説に加え、「ENHYPEN」の誕生と現在の活躍について紹介していく。

『I-LAND』とは？

　『I-LAND』は、CJ ENMのコンテンツ制作能力と、BTSやTOMORROW X TOGETHERを生み出したアーティストプロデュース力を持つBig Hit Entertainmentが、次世代K-POPアーティストの発掘と育成のために2019年3月に設立した合弁会社BELIFT LAB（ビリーフラボ）の最初のプロジェクトだ。公式SNSでは2020年6月1日より志願者23人のプロフィールが順次公開され、韓国のみならずベトナム、台湾、日本など世界各国から集まったグローバルな顔ぶれも話題となった。

　『I-LAND』の舞台となったのは外部から遮断されたハイテクシステム搭載の巨大な建物で、理想のアイドルを誕生させるために3年間の企画と製作期間が投じられたという。「トレーニングから生活、そしてステージ」全てを網羅し可能とするこの建物の中で、世界各国から集まった志願者たちがデビューをかけ、外界と断絶し、113日間生き残りをかけた真剣勝負を繰り広げた。全世界177ヶ国の視聴者がその姿を見守り、番組は2020年6月から9月にかけ放送され、日本ではABEMAが日本語字幕付きで日韓同時独占無料放送した。

▶映像：BTS（防弾少年団）1st JAPAN TOUR 2015「WAKE UP:OPEN YOUR EYES」

▶映像：TOMORROW X TOGETHER Map for "STILL DREAMING"

『I-LAND』のルール

　『I-LAND』で志願者たちに課せられた大きなルールは2つ、「限られた時間」と「自らの選択」だ。誰を選ぶかを自分で決め、選んだ結果がその後の自分の運命を決めることになる。その他基本的なルールとして、Part 1では以下が決められていた。

・『I-LAND』では「I-LAND」と「グラウンド」の2つの建物がある。
・I-LANDにいる志願者は「アイランダー」、グラウンドにいる志願者は「グラウンダー」と呼ばれる。
・I-LANDに最終的に残れなかった者はデビューできない。
・I-LANDから脱落者が出たら、それと同じ人数がグラウンドから補充される。（常にI-LANDは12人）
・都度行われるテストパフォーマンスの点数で、I-LANDから降格する人数は変動。
・I-LANDからの降格者はアイランダー自身の投票で決まる。
・グラウンドからの補充者は審査員の協議で決まる。

※ただし、上記ルールはテストによって変わることがある。

『I-LAND』審査員

　『I-LAND』で志願者たちのサバイバルの行方を見守る審査員には、実力派人気歌手のRAIN、ZICO、そしてBTSを誕生させた名プロデューサーのパン・シヒョクという大物揃いの顔ぶれとなった。初回放送時には「完璧な完成形でなくても、毎日1％でも発展の可能性があればそれが重要」（RAIN）、「自分を証明できる時間がくるまで待てる根気が必要」（ZICO）と審査員から志願者たちへの期待が語られていた。また俳優のナムグン・ミンが番組を通してストーリーテラーを務めた。

■RAIN、Instagram

▶映像：『I-LAND』全話配信中

『I-LAND』志願者（メンバー）

　『I-LAND』に登場した志願者23人の簡単なプロフィールを紹介しよう。

・ハンビン(HANBIN)
誕生日：1998.01.19、出身地：ベトナム、血液型：A型

・タキ(TA-KI)
誕生日：2005.05.04、出身地：日本、血液型：B型

・ケイ(K)
誕生日：1997.10.21、出身地：日本、血液型：A型

・チュ・ジミン(JIMIN)
誕生日：2001.10.11、出身地：韓国、血液型：O型

・チェ・ジェホ(JAEHO)
誕生日：2001.04.10、出身地：韓国、血液型：A型

・チェ・セオン(SEON)
誕生日：1999.12.14、出身地：韓国、血液型：A型

・チョ・ギョンミン(KYUNGMIN)
誕生日：2004.10.28、出身地：韓国、血液型：B型

・ジェイク(JAKE)
誕生日：2002.11.15、出身地：韓国/オーストラリア、血液型：O型

・ジェイ(JAY)
年齢：2002.04.20、出身地：韓国/アメリカ、血液型：B型

・チョン・ジェボム(JAEBEOM)
誕生日：2001.05.17、出身地：韓国、血液型：A型

・イ・ヒスン(HEESEUNG)
誕生日：2001.10.15、出身地：韓国、血液型：A型

・イ・ヨンビン(YOUNGBIN)
誕生日：2001.11.23、出身地：韓国、血液型：A型

・イ・ゴヌ(GEONU)
誕生日：2001.02.02、出身地：韓国、血液型：B型

・ヤン・ジョンウォン(JUNGWON)
誕生日：2004.02.09、出身地：韓国、血液型：AB型

・ピョン・ウィジュ(EJ)
誕生日：2002.09.07、出身地：韓国、血液型：A型

・パク・ソンフン(SUNGHOON)
誕生日：2002.12.08、出身地：韓国、血液型：O型

・ダニエル(DANIEL)
誕生日：2006.03.26、出身地：韓国/アメリカ、血液型：A型

・ニキ(NI-KI)
誕生日：2005.12.09、出身地：日本、血液型：B型

・ニコラス(NICHOLAS)
誕生日：2002.07.09、出身地：台湾、血液型：O型

・ノ・ソンチョル(SUNGCHUL)
誕生日：2003.12.11、出身地：韓国、血液型：B型

・キム・テヨン(TAEYONG)
誕生日：2004.08.20、出身地：韓国、血液型：B型

・キム・ユンウォン(YOONWON)
誕生日：2005.04.16、出身地：韓国、血液型：A型

・キム・ソヌ(SUNOO)
誕生日：2003.06.24、出身地：韓国、血液型：O型

『I-LAND』PART 1：23人の志願者が早くも16人に！波乱の幕開け

　森の中にそびえたつ建物に23人の志願者たちが次々と到着するところから番組は始まった。着いて早々志願者たちを待っていたのは最初のパフォーマンステストだった。実は皆が到着した建物と別に「I-LAND」と呼ばれる建物があり、そこに入るためには最初のテストを通過しなければならないという。I-LANDの定員は12人だけ。誰がI-LANDに進めるかを決定するのは志願者たち自身で、パフォーマンステストで過半数の同意を得た人だけがI-LANDに入場できるというルールが発表された。結果は23人中16人が合格しI-LANDへ移動したが、この中から自主投票で4人の追放者を決めることになった。

【この時点でのアイランダー】
チェ・セオン、パク・ソンフン、ジェイ、ニキ、ニコラス、イ・ヒスン、ケイ、ダニエル、ピョン・ウィジュ、ノ・ソンチョル、イ・ゴヌ、タキ、ヤン・ジョンウォン、キム・ソヌ、イ・ヨンビン、ジェイク

▶映像：『I-LAND』PART 1：23人の志願者が早くも16人に！波乱の幕開け

『I-LAND』PART 1：初の評価テスト

　アイランダーたちによる投票の結果、16人の中からキム・ソヌ、ノ・ソンチョル、タキ、ピョン・ウィジュがグラウンドに降格することが決定した。

■1回目のテスト
　I-LANDに残った12人には7日後に行われるテストに備え、自分たちで課題曲のパートを決めパフォーマンスを完成させるというミッションが言い渡された。パフォーマンスの個人点の平均がチームの点数となり、その点数によってI-LANDから降格する人数が決まり、結果は59点で6人が追放という厳しい結果が待ち受けていた。

【この時点でのアイランダー】
チェ・セオン、パク・ソンフン、ジェイ、ニキ、ニコラス、イ・ヒスン、ケイ、ダニエル、イ・ゴヌ、ヤン・ジョンウォン、イ・ヨンビン、ジェイク

▶映像：『I-LAND』PART 1：初の評価テスト

『I-LAND』PART 1：早くも6人が降格

　自主投票の結果、降格する6人はイ・ヨンビン、ダニエル、ジェイク、ジェイ、ニコラス、ニキに。その代わりにグラウンドからは、プロデューサー判断でキム・テヨン、チョン・ジェボム、ピョン・ウィジュ、キム・ユンウォン、キム・ソヌ、タキの6人がI-LANDへ昇格した。

■2回目のテスト
　次のテストは「チームワーク」を見るために、難易度の高いBTSの『FIRE』が課題曲として発表された。アイランダー、グラウンダーともそれぞれ6日後のテストに向け準備するが、テストの結果I-LANDから降格者が出なければ、グラウンドメンバーのステージは行われないというルールが発表。アイランダーたちのテストの結果は降格者4人が出る点数となり、グラウンドチームにもパフォーマンスの権利が与えられた。

【この時点でのアイランダー】
チェ・セオン、パク・ソンフン、イ・ヒスン、ケイ、イ・ゴヌ、ヤン・ジョンウォン、キム・テヨン、チョン・ジェボム、ピョン・ウィジュ、キム・ユンウォン、キム・ソヌ、タキ

▶映像：『I-LAND』PART 1：早くも6人が降格

『I-LAND』PART 1：ボーカル対決へ！課題曲はBTSのバラード

　2回目のテストの結果、I-LANDからは、キム・ユンウォン、キム・テヨン、キム・ソヌ、タキの4人が降格し、グラウンドからの昇格者、チョ・ギョンミン、ジェイ、ジェイク、イ・ヨンビンと入れ替わった。

■3回目のテスト
　次のテストは“I-LAND VS グラウンド”の精鋭たちによるガチバトルに。I-LANDとグラウンドでそれぞれボーカル2人、ダンス3人の代表を選び対決するというもの（※残りの志願者はステージには立たない）。各ステージの点数を合算して勝負が決まるが、グラウンドが勝利した場合は、I-LANDから6人が降格するルールだった。

各チームの代表は以下。

（I-LANDチーム）
ボーカル代表：ゴヌ、ヒスン
ダンス代表：パク・ソンフン、ケイ、ジョンウォン

（グラウンドチーム）
ボーカル代表：ソヌ、ダニエル
ダンス代表：ニキ、ニコラス、ジェホ

【この時点でのアイランダー】
チェ・セオン、パク・ソンフン、イ・ヒスン、ケイ、イ・ゴヌ、ヤン・ジョンウォン、チョン・ジェボム、ピョン・ウィジュ、チョ・ギョンミン、ジェイ、ジェイク、イ・ヨンビン

▶映像：『I-LAND』PART 1：ボーカル対決へ！課題曲はBTSのバラード

『I-LAND』PART 1：運命を分けたダンス＆ボーカル対決

　I-LAND VS グラウンド対決の結果はI-LANDチームが勝利し、3回目のテストによるI-LANDからの降格者はゼロとなった。

■4回目のテスト
　次のテストで「最後の12人」が決定することが発表された。この12人が本格的なデビュー競争となる“次のパート”に進出することができる。PART 1最後のテストということで趣向もこれまでと異なり、「アイランダーの選択」「プロデューサーの選択」、そして「グローバル視聴者の投票」によってPART 2に進む12人が決まるというルールが適用された。

※4回目のテストのルール
・現在I-LANDにいる12人の中からテストの結果で6人が降格（アイランダーの投票によって3人、プロデューサの投票によって3人が決まる）。
・降格された6人とグラウンダーの中からグローバル視聴者の投票によって、6人だけがI-LANDに昇格。
・最終的にI-LANDに残った12人が“PART 2”に進む。

【この時点でのアイランダー】
チェ・セオン、パク・ソンフン、イ・ヒスン、ケイ、イ・ゴヌ、ヤン・ジョンウォン、チョン・ジェボム、ピョン・ウィジュ、チョ・ギョンミン、ジェイ、ジェイク、イ・ヨンビン

▶映像：『I-LAND』PART 1：運命を分けたダンス＆ボーカル対決

『I-LAND』PART 1：次のステージへ進む6人が確定

　PART2への生き残りをかけたパフォーマンスの結果は、アイランダーたちの自主投票、そして審査員の選定で、イ・ヨンビン、チョ・ギョンミン、チョン・ジェボム、ピョン・ウィジュ、チェ・セオン、イ・ゴヌが降格することが決定した。そして降格したこの6人とグラウンドメンバーたちの中からPART 2へ進む6人を決めるために、同じ課題曲で今度はグラウンダーたちのパフォーマンステストが実施された。

【この時点でのアイランダー】
パク・ソンフン、イ・ヒスン、ケイ、ヤン・ジョンウォン、ジェイ、ジェイク

▶映像：『I-LAND』PART 1：次のステージへ進む6人が確定

『I-LAND』PART 2：進出する12人が決定

　グラウンダーの昇格テストは、グローバル視聴者の投票の結果、キム・ソヌ、ダニエル、ニキ、イ・ゴヌ、タキ、ハンビンの6人がPART 2に進むことが決定した。日本から参加していた3人（ケイ、ニキ、タキ）が全員PART 2に進むことになったことは日本国内でも大きな話題となった。6人の枠に入れなかった残りの10人はこれで『I-LAND』を去ることになった。

　番組はいよいよPART 2に突入。PART 2では冒頭からBTSのメンバー7人が登場し、I-LANDの施設を訪れる様子も放送された。PART 2に残留した12人の中から2020年にグローバルアイドルとしてデビューできるのは7人だけとなる。この7人は、BTSを誕生させたパンプロデューサーの元でデビューすることが約束されている。本格的なデビュー戦となるため、PART 1とは異なり徹底した個人間の競争が行われ、世界最高のプロデューサー陣とグローバル視聴者の選択によって脱落者が決まるルールが発表された。

PART 2のルール：
・4回のテストが行われる。1＆3回目のテストはプロデューサー陣の選択、2＆4回目のテストはグローバル投票で個人点が決定。
・デビューするためには、全てのテストを生き残らなければならない。
・全てのテストで1位から12位の個人結果が公開され、最下位のアイランダーは脱落。
・個人ランクが高いほど、より良い特典を享受できる。
・PART 2からは、デビュー組を象徴するバッジが登場。1位から7位のアイランダーはこのバッジを胸につけることができる。

■1回目のテスト
　PART 2最初のテストは、12人のアイランダーが3つのユニットに分かれてステージを披露することになった。個人点の合算が最も高い1位のユニットは脱落が免除される。つまり、もし1位のユニットメンバーに最下位のアイランダーがいたら、次に低かった順位のアイランダーが脱落することになるというルールだ。脱落者は1人で、決めるのはプロデューサー陣。課題曲はBTSの『I NEED U』『DNA』『FAKE LOVE』となり、BTSメンバーから各曲のポイントやコツをアドバイスするビデオメッセージも届けられた。

【この時点でのアイランダー12人】
パク・ソンフン、イ・ヒスン、ケイ、ヤン・ジョンウォン、ジェイ、ジェイク、キム・ソヌ、ダニエル、ニキ、イ・ゴヌ、タキ、ハンビン

▶映像：『I-LAND』PART 2：進出する12人が決定

『I-LAND』PART 2：初の脱落者が決定

　PART 2最初のテストのグループ分けは以下。

『FAKE LOVE』：タキ、イ・ヒスン、パク・ソンフン、キム・ソヌ
『DNA』：ケイ、ハンビン、ジェイ、ニキ
『I NEED U』：ヤン・ジョンウォン、ジェイク、ダニエル、イ・ゴヌ

　結果、最も高得点をとり脱落免除権を勝ち取ったのは『FAKE LOVE』チームとなった。タキは個人点数が最下位だったがこの免除チームに入っていたため、11位だったイ・ゴヌがPART 2最初の脱落者となる波乱の展開に。これにはタキが「自分のせい」と泣き崩れるなど涙の別れが印象的な放送回だった。

【この時点でのアイランダー11人】
イ・ヒスン、ヤン・ジョンウォン、パク・ソンフン、ケイ、キム・ソヌ、ジェイ、ジェイク、ニキ、ハンビン、ダニエル、タキ

▶映像：『I-LAND』PART 2：初の脱落者が決定

『I-LAND』PART 2：2チームに分かれての戦い

■2回目のテスト
　PART 2、2回目のテストは2グループに分かれて行われ、グローバル投票によってI-LANDを去る二人目の脱落者が決まることになった。グループ分けは以下。

『Flicker』：イ・ヒスン、パク・ソンフン、ジェイク、ヤン・ジョンウォン、ケイ
『Dive into You』：ジェイ、キム・ソヌ、ダニエル、ニキ、ハンビン、タキ

　この回の放送では練習の合間に上位3人（イ・ヒスン、ヤン・ジョンウォン、パク・ソンフン）に特典として自由時間が与えられ、3人で買い物をしたり、ゲームセンターで遊ぶ様子も放送された。

【この時点でのアイランダー11人】
イ・ヒスン、ヤン・ジョンウォン、パク・ソンフン、ケイ、キム・ソヌ、ジェイ、ジェイク、ニキ、ハンビン、ダニエル、タキ

▶映像：『I-LAND』PART 2：2チームに分かれての戦い

『I-LAND』PART 2：タキの脱落

　2回目のテストの結果、タキが最下位となり脱落。「夢を諦めず、プロデューサーから受けた指摘をもっと理解して、練習して、次の機会にはもっとうまくやりたいと思っています。本当に感謝しています」と最後の言葉を述べたタキに、別部屋で見守っていた仲間たちも涙を見せ、特に同じ日本出身のニキは号泣。同じく日本出身のケイも泣きながらタキの肩を抱き、悲しみの展開となった。この回の放送ではSEVENTEENのメンバーがI-LANDを視察に訪れ、アイランダーたちにアドバイスする姿も放送された。

【この時点でのアイランダー10人】
イ・ヒスン、ヤン・ジョンウォン、パク・ソンフン、ケイ、キム・ソヌ、ジェイ、ジェイク、ニキ、ハンビン、ダニエル

▶映像：『I-LAND』PART 2：タキの脱落

『I-LAND』PART 2：最後の脱落者に全員が大号泣

■3回目のテスト
　3回目のテストは、課題曲『Chamber 5』チームと『Flame On』チームに分かれて闘い、プロデューサー陣の評価によって、ハンビンが最下位となり脱落した。ハンビンは「I-LANDで素晴らしい経験をして、皆で一生懸命練習して、とても良い時間でした。プロデューサーの皆さんにも本当に感謝します」と気持ちを伝え、最後はアイランダー皆で肩を組み円陣を組んで別れを惜しんでいた。

【この時点でのアイランダー9人】
イ・ヒスン、ヤン・ジョンウォン、パク・ソンフン、ケイ、キム・ソヌ、ジェイ、ジェイク、ニキ、ダニエル

▶映像：『I-LAND』PART 2：最後の脱落者にメンバー大号泣

『I-LAND』PART 2：デビュー組7人がついに決定

　『I-LAND』最終回では、熾烈な闘いを潜り抜け最終段階まで残った9人の中から、ついにグローバルデビューできる7人が決まった。7人の合格者はグローバル視聴者の投票で6人、プロデューサー陣の選択で1人が決定。ファイナルステージは生放送で行われ、プロデューサー陣、そして世界の視聴者たちを前に9人のアイランダーがファイナルステージに挑んだ。またこの生放送の様子はスタジオでBTSとTOMORROW X TOGETHERのメンバーも見守った。

　結果は生放送の間にグローバル視聴者の投票集計が行われ、グローバル投票1位から6位と、プロデューサー陣の選択で1人、計7人の合格者が発表された。デビューを決めた合格者は以下の7人となった。

1位　ヤン・ジョンウォン
2位　ジェイ
3位　ジェイク
4位　ニキ
5位　イ・ヒスン
6位　パク・ソンフン
プロデューサー枠：キム・ソヌ

　デビューを決めた時の7人のコメントは以下のとおり。日本からはニキがデビューを決めた。

ヤン・ジョンウォン：
　この前のグローバル投票では8位でした。前回の『Chamber 5』のパフォーマンスでは（合格者の中では）最下位でとても辛かったけど、今回1位という最上位の順位を与えてくれたグローバル視聴者の皆さん、本当にありがとうございました。途中目標を見失いかけて練習していたような気もしますが、I-LANDを通じて僕がなぜこれがやりたいか確かめさせてくれました。プロデューサー陣にも感謝したいし、いつもそばにいてくれたI-LAND志願者の仲間たちにも感謝したいです。

ジェイ：
　この瞬間が夢みたいです。夢が叶いました。意義深いと思うし、僕の人生で二度と忘れられない瞬間です。僕がここにいて夢が叶えられたのは何よりも僕をひっぱり原動力となったファンのみなさん、僕のために指導してくれたプロデューサー陣、そしてここにいる仲間がいつもそばにいてくれたから。一人では成し遂げられなかったです。感謝します。

ジェイク：
　僕を信じて投票し、愛し応援してくださった皆さんに、これからもがっかりさせないよう常に成長して、もっと素敵なパフォーマンスとポジティブなエネルギーを届けられるよう頑張りたいです。

ニキ：
　今まで応援してくださったファンの皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです。これからENHYPENというグループとして活躍することになります。まだ足りないところもありますが、これからもっと素敵な姿をステージで披露できるよう頑張りたいです。

イ・ヒスン：
　この夢を叶えてくださったプロデューサーに感謝の言葉を伝えたいです。これまでの練習期間が思い出されます。辛い時もあったけど、これからデビューできることになったので、もっと成長し、グループ名にふさわしいメンバーになれるよう努力したいです。

パク・ソンフン：
　この場にいる皆さんと、デビューできるよう力添えをくれた皆さんに感謝します。デビューできて嬉しいです。必ず素晴らしいアーティストになります。

キム・ソヌ：
　プロデューサーの皆さん、ありがとうございます。僕はパート1から実力的に不足していたので、プロデューサーによくない評価を受けたりしたこともありました。ファイナルまで来ましたが、それでも僕にこのように素晴らしいチャンスを与えてくれてありがとうございました。これからもチームについていけるように頑張りたいと思います。

　また、涙の脱落となったダニエルとケイは、「もっと成長して素敵なアーティストになって帰ってきたいです。ありがとうございました」（ダニエル）、「残念な気持ちですが、これからも音楽は続けたいと思います。いい経験になりました。もっと頑張ってENHYPENと同じステージにいつか立てるように頑張っていきたいと思います。ありがとうございました」（ケイ）と最後の言葉を残し、『I-LAND』での長い闘いを終えた。

▶映像：『I-LAND』PART 2：デビュー組7人がついに決定

ENHYPEN誕生

　『I-LAND』からデビューを決めた7人は「ENHYPEN」というグループ名となることが発表された。これには“つながってお互いに成長する”という意味が込められている。パンプロデューサーは『I-LAND』最終回のときに、「最初にグループ名を聞いたとき、彼らのアイデンティテイとも合っているし、今この時代に果たしてほしい役割にも合っていると思った。長い練習の中で皆、お互いを見つけてつながって成長してきたと思う。これからはさらに一歩踏み出して、一つの素晴らしいアーティストとして人と人をつなげ、異なる世代をつなげ、世界は今本当に分断されていると思うが、一つのチームになってこの分断した世界をつなげて欲しい」と、このグループ名に込めた思いを語っていた。

【ENHYPEN 公式関連】
日本公式サイト：https://enhypen-jp.weverse.io/
日本版Twitter：https://twitter.com/ENHYPEN_JP
Instagram：https://www.instagram.com/enhypen/
YouTube：https://www.youtube.com/channel/UCArLZtok93cO5R9RI4_Y5Jw

▶映像：『I-LAND』全話配信中

ENHYPENメンバープロフィール

■ジョンウォン（JUNGWON）

誕生日：2004.02.09
出身地：韓国
血液型：AB型
近況：2021年2月9日に17歳に。ファンからのたくさんのお祝いメッセージにジョンウォンから感謝のツイートが。

■ヒスン（HEESEUNG）

誕生日：2001.10.15
出身地：韓国
血液型：A型
近況：インスタグラムにはモノクロのイケ顔写真が公開中。

■ジェイ（JAY）

年齢：2002.04.20
出身地：韓国/アメリカ
血液型：B型
近況：早く日本に来て「和牛が食べたい」とツイート。

■ジェイク（JAKE）

誕生日：2002.11.15
出身地：韓国/オーストラリア
血液型：O型
近況：SNSではお茶目な写真が満載。

■ソンフン（SUNGHOON）

誕生日：2002.12.08
出身地：韓国
血液型：O型
近況：日本語を勉強中。ファンへ日本語でメッセージ。

■ソヌ（SUNOO）

誕生日：2003.06.24
出身地：韓国
血液型：O型
近況：最近はよく本を読んでいることを報告。

■ニキ（NI-KI）

誕生日：2005.12.09
出身地：日本
血液型：B型
近況：日本のバラエティ番組『新・日本男児と中居』（日本テレビ系列）に出演し得意のダンスを披露し話題となった。

ENHYPENの活躍

　ENHYPENは2020年11月30日にデビュー。同日に1stミニアルバム『BORDER : DAY ONE』もリリースしている。これを記念して、彼らのパフォーマンス初披露となるデビューショー『ENHYPEN DEBUT SHOW : DAY ONE』が11月30日に、MnetとABEMAにて日韓同時放送された。

　また12月にはABEMAにてENHYPENデビュー特番が続けて放送。『ENHYPEN&Hi』では、デビューに向け皆で共同生活を送る様子（#1で放送）やアルバムのジャケット撮影（#2で放送）などデビューに向けた準備を進める姿や、MV撮影の様子（#3で放送）、一緒に買い物に出かけるオフの様子（#4で放送）などが放送された。また『ENHYPEN CONNECT TO JAPAN−デビュー記念特番！−』では『I-LAND』の時から彼らの成長を見守ってきた塚地武雅、臼田あさ美らがENHYPENへの思いを熱く語る様子や、メンバーたちが『I-LAND』での印象的な思い出などを振り返った。

　他には『2020FNS歌謡祭』（フジテレビ系列）、『CDTVライブ！ライブ！』（TBS系列）など日本の音楽番組にも出演し、デビュー直後から精力的な活動を続けている。ニキは日本のバラエティ番組『新・日本男児と中居』（日本テレビ系列）に出演したことをTwitterで報告している。

　ENHYPENのファンは「ENGENE」と呼ばれる。2月にはヒスンから「（中略）ENGENEのみなさんへ　いいアルバムを すぐにおきかせしますね」とのツイートもされており、目下アルバム制作中なのかもしれない。また2月にはENHYPEN初のファンミーティングが開催された。

▶映像：ENHYPEN CONNECT TO JAPAN−デビュー記念特番！

▶映像：始まるデビューまでの道のり『ENHYPEN&Hi』

▶映像：初ジャケット撮影に密着『ENHYPEN&Hi』

▶映像：みんなで誕生日パーティー『ENHYPEN&Hi』

▶映像：ステージで輝くまで『ENHYPEN&Hi』

ENHYPENまとめ

　韓国発の超ビッグオーディションプロジェクト番組『I-LAND』から、113日間の熾烈なサバイバルを生き残り、見事グローバルデビューを果たしたENHYPEN。彼らのことをまだよく知らないという人は、ぜひアルバムやYouTubeなどを通し、世界が認めたその才能をじっくり感じてほしい。またSNSでは彼らのかっこいい一面はもちろん、お茶目な素の表情も見ることができるのでこちらもおすすめだ。BTSやTXTに続くビッグアーティストグループとして大注目ののENHYPEN。これからのENHYPENの活躍を世界が見守っている。

▶映像：ENHYPEN DEBUT SHOW : DAY ONE

▶映像：『I-LAND』全話配信中