生活保護申請が困難な人も… 救済されない路上生活者の実情を事情通が明かす
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 20日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、ホームレスの救済に対する問題について、事情に詳しいライターが解説をした。

 この日の『土曜The NIGHT』は、ホームレス問題がテーマ。ホームレス問題に詳しいライターの村田らむをゲストに招き、時代が移り変わり数が減ってきたと言われるホームレスの過去から現在に至るまでを紐解いていった。

 番組の終盤で村田はホームレスの実情について、望んで路上生活をする選択をすることは本人の自由だとしながらも「タブー視されていてあまりみんなが言わないことだが、精神病であったりとか、障がいがあるホームレスの人がかなり多い」という事実があることを指摘した。

▶映像:知的障がいや精神疾患など救済されない路上生活者の実情(1時間40分頃~)

 村田は、2014年の名古屋で実施された全日本民医連の精神医療委員会による調べだというデータを提示。「路上生活者114人のうち34パーセントに知的障がい、42パーセントに統合失調症やアルコール依存症など精神疾患があると判明」と紹介し、「保護されずにセーフティネットから抜け落ちてしまっている人がいる」と解説をした。

生活保護申請が困難な人も… 救済されない路上生活者の実情を事情通が明かす

 村田は知的障がいがある人物には生活保護を求める書類の作成など、手続きが困難であるという実情があるとして、「一番に保護をしなければいけない人が、残念ながら抜け落ちちゃってホームレスになってしまう」「キチンとやっていかないといけないところ」と警鐘を鳴らした。

 竹山は「そういう一番手を差し伸べないといけないところを、世の中が蓋をして見ないようにしている現状があるということなんですかね?」と問いかけると、村田は「(ホームレス状態にある人を)『サボっている』だとか『頑張っていない』だとか。だからってボコボコにしていいわけじゃない」と、ホームレスに対する暴力の問題にも触れると、竹山は「もちろんそう、同じ人間ですから」と応じた。

 村田は「よく思うのは『ホームレスの人は悪い人じゃないから助けましょう』という人が多いんです。(これを)『悪い人であっても助けましょう』にしないと、逆に暴力とかはなくなっていかないし、『あいつは酒飲んでダメな人間だからほっとけ』みたいになって野垂れ死に……とかはなくならないと思う」と、分け隔てなく福祉として救済の手を差し伸べるべきだと訴えかけた。

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