「本当に生きていた…という安心感」「“どんな子に”まで望むのはぜいたくすぎる気が」 小松みゆきさん(49)、出産終え語る心境
【映像】ABEMAでみる
この記事の写真をみる(3枚)

 「昨晩、無事に出産することが出来ました 頬がふっくらとした女の子です」

 小さいながらもしっかりと手を握る写真とともに、わが子の誕生を報告したのは女優の小松みゆきさん、49歳。約7年にわたる不妊治療を乗り越え先週、第1子となる女の子を出産した。

【映像】小松みゆきさん(49)語る心境

 25日に退院したばかりだという小松さんが、『ABEMAヒルズ』に今の思いを明かしてくれた。

 「感動して泣くのかなと思ったら、意外にもそうでもなく。帝王切開だったので、いったんちょっとお腹から出た後、別室に連れていかれまして、そこから泣き声が聞こえてほっとしてからの、胸の上にのせてもらったという感じだった。ああもう『本当に生きていた…』っていう安心感。安心したっていう気持ちが先にきましたね」(小松さん、以下同)

 去年9月、49歳での妊娠を公表した小松さん。番組の取材に対し、不妊治療の苦しみを次のように明かしていた。

「本当に生きていた…という安心感」「“どんな子に”まで望むのはぜいたくすぎる気が」 小松みゆきさん(49)、出産終え語る心境
拡大する

 「46歳くらいの時に『もう無理だし、お金も大変だし、これからは2人で生きていくのもいいんじゃないか』という話を主人として、『いったんやめましょう』と言ったんですけど、『凍結していた卵子はじゃあどうしましょう』と。その時に廃棄はしのびない、卵とはいえ自分たちの子だし、だから……思い出すと涙が出てきちゃうんですけど」

 一度は諦めた妊娠。しかし、凍結していた卵子の中にひとつだけ、妊娠の可能性が高い受精卵が残っていた。その受精卵をお腹に戻したところ、なんと妊娠に成功したのだ。

 49歳の妊娠、しかもへその緒が胎盤の真ん中から外れた位置についている異常も見つかった。不安を抱えつつも、妊娠期間は過ぎていき、いよいよ迎えた出産予定日。当初、無痛分娩での出産を予定していたが、破水したため、急きょ帝王切開での出産となった。

 「(破水による)感染症が赤ちゃんにも(影響を)及ぼすこともあり、赤ちゃんの方も実際苦しかったみたいで。それを耐えてくれたということを出てきてくれた後に知って、『ああ、もう強い子だなあ』と思っていますね。(夫は)きょう退院して初めて会ったんですけど、『やっと会えた』って言ってしみじみずっとそばにいます。『触ると寝ないから触らないで』と言っているんですけど」

「本当に生きていた…という安心感」「“どんな子に”まで望むのはぜいたくすぎる気が」 小松みゆきさん(49)、出産終え語る心境
拡大する

 コロナの影響で入院中の面会は叶わなかった父と娘は、出産から1週間以上経ち、ようやく会うことができた。そして、母になった小松さんを待つのは、子育て。新生児と始まったばかりの新たな生活に、コロナ禍だからこその不安はつきない。

 「私だけではないのですが、コロナで里帰りされない方がとても増えているらしくて。人の手が借りられないという人が多くなってきていると思うんですよね。やはりケアセンターとかベビーシッターさんなど、何か頼んでいかないといけないかなというのは、徐々に実感してきているところではあります」

 そんな中で産まれた子どもに望むことは。

 「病気しないで、できるだけ長く一緒にいようねって言葉しかかけていないんです。“どんな子に”っていうところまではぜいたくすぎる気がして。せっかく健康で、元気に産まれてきてくれたので、『それだけで本当にありがとう』って」

ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)

不妊治療保険適用に? 49歳女優の思い
不妊治療保険適用に? 49歳女優の思い
最上もが妊娠で“選択的シンママ”
最上もが妊娠で“選択的シンママ”
この記事の画像一覧
この記事の写真をみる(3枚)