3月1日から全面解禁となった2022年卒の就職活動。しかし、コロナ禍によって企業の新卒採用枠は縮小。この春卒業予定の大学生を対象とした求人倍率は前年から0.3ポイント低下の1.53倍となり、0.5ポイント低下したリーマンショック後以来、10年ぶりの就職氷河期を迎えている。
就職活動に取り組む学生からは「50社受けて全滅…心折れそう」「Fラン文系でES(エントリーシート)全然通らない…」「たくさん受けているうちに何がしたいのかわからなくなった」といった声も。
そこで今回、2ちゃんねる創設者のひろゆき氏とテレビ朝日の弘中綾香アナウンサーによる『就活お悩み相談室』を開設。「無名大学だけど大手企業に行きたい」という節政拓弥さん(東京未来大学・2年)の悩みに、逆境を跳ね除けて上場企業数社から内定をもらったという経験者が答えた。
戸川聖也さん(鹿児島国際大学・4年)は、センター試験の英語で200満点中20点を取るも、在学中に英検1級とTOEIC905点を獲得。就職活動では上場企業3社から内定をもらったという。
「一番嫌いだった」という英語をなぜそこまで頑張ることができたのか。戸川さんは「ちょっとくだらないけど、失恋が原因。すごくその人のことを好きだったけど、『頭の悪い人は嫌いだ』みたいなことを言われてフラれちゃって、それが勉強のきっかけではある」と説明。
大学の授業は「やりたい勉強も自由だし、すごく楽しいもの」と話し、「私は基本的にコンピューターを使って発音の練習をしたりとか、リスニングも音声の速度が変わるアプリとかを使って自分でやるので、すごく楽しくなっちゃって。Fランって勉強しない人たちばかりなので、やる気を出せば先生たちもめちゃくちゃかわいがってくれる。一緒にお昼ご飯を食べたりとか。気がついたら英語ができるようになった」と語った。
これを就職活動でどのようにアピールしたのか。「私はTOEIC900点、英検1級を持っているけれど、それができる人間は日本に腐るほどいる。しかも、本当に英語が必要だったら、日本語ができるアメリカ人か通訳を雇えばいい。『これを持ってます』よりも、『センターの英語で20点だったけど、頑張ってTOEIC900点まで上がったので、御社の業務も素人ですけれど、頑張ればついていけるポテンシャルがあります』という風にアピールした」と戸川さん。
ひろゆき氏が「Fランが逆にプラスになる」と感心した様子を見せると、「非常にウケが良い。大企業ってやはりエリートばかり。1人はこういうFランの人を置きたいというのがたぶんある。『私バカなんですけど教えてください』みたいなことって、東大の人が言うと嫌味に聞こえる。大阪大学の友人がいるが、その人に毎日『これ教えて、これ教えて』としつこく言って。『すごいね』とか持ち上げて仲良くなって、今では英語力で抜いてしまった(笑)」と話した。
実は戸川さん、3社から内定が出ているにも関わらず、就職せずにイギリスに留学するという。この取材日の朝、イギリスのバーミンガム大学に合格したことがわかったということだ。
大学時代の頑張りについて改めて聞くと、「Twitterとかをやっていると、日本の頭のいい人たちを見られる。私は大学に入るまでは鹿児島の田舎で、周りは勉強しない人ばっかりだった。それが普通だと思っていたけど、大学に入って、先生とかもすごいエリートだし、SNSとかで同い年でこんなに頑張っている人がいるんだと思って。Fランだけどあまり周りを気にしないで、そういうライバルたちと切磋琢磨できた」と振り返った。
(ABEMA/『ひろゆき・弘中綾香の就活お悩み相談室』より)