「スポーツイベントは感染リスク要因、ものすごくハードルが高い」東京オリンピック・パラリンピックの“有観客開催”に岩田健太郎教授 NewsBAR橋下 2021/03/09 09:20 拡大する 東京オリンピック・パラリンピックの“無観客開催”に関する議論が注目を集めている。7日のABEMA『NewsBAR橋下』に出演した神戸大学の岩田健太郎教授は、「非常に難しいミッション。ただ、橋本聖子会長が“他のスポーツ大会でも観客を入れているから”、あるいは川淵三郎さんも同じようなことを言っていたのは完全に間違い」と指摘した。・【映像】対談 橋下徹×岩田健太郎 ゼロコロナは可能? 「Jリーグの観客は、ほとんどがホームの人たちだし、人の移動もその地域圏内だけ。プロ野球や他の大会でもそうだ。ところがオリンピック・パラリンピックは世界中から人が集まってくるので、多様性が出てくる。仮に海外からの観客は受け入れなかったとしても、47都道府県からの人が東京に集まれば感染が起きる。多くの方が宿を取るはずだし、外食をして観光をして…ということもセットになっているはずだ。そうなると東京でのクラスターの要素が高まるし、地元に持って帰ったウイルスによる感染が広がり、さらに再び東京に感染が持ち込まれるということにもなると思う。つまり観客数が5000人だとか1万人だとかというのは本質的な問題ではない。また、仮に無観客でやったとしてもスタッフやボランティアも47都道府県から集まってくるわけだから、同じ問題が起きる。 続きを読む