『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に、芸人のマヂカルラブリー(野田クリスタル、村上)が登場し、「思い込みが強すぎた孤高のチャンピオン」としてしくじり授業を行った。
▶︎動画:マヂラブ村上、尖ってた暗黒時代も「嫌な社員の名前メモってた」
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”には平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、アルコ&ピース(平子祐希、酒井健太)、AKB48の横山由依、日向坂46の佐々木久美らが出演。
ピン芸人として活動するも、ツッコミが不在なこともあり、スベり倒していた野田。そんな野田を、劇場で見守っていた大学生がいた。それが現在の相方・村上だ。
村上は、大学お笑いコンテストを2連覇した実力者だ。お笑い芸人を目指すためにライブに通っていたそうで、野田のネタに号泣して笑っていたという。「彼にツッコミがあればもっといい」と考えた村上は、野田を出待ちして「大学チャンピオンです。1回一緒にやってみませんか?」と声をかけたという。
1年間スベり続けていた野田は、藁にもすがる思いで「いいよ」と即答。これまで掲示板で相方を探していた野田が、初めてリアルで出会ったことになる。こうして「マヂカルラブリー」の歴史が始まった。
2人は若手のライブで連戦連勝。半年経たずに劇場のレギュラーメンバーになった。さらに、翌年の『M-1グランプリ2008』では準決勝に進出し、「学校でお笑いを習ってきたバカどもよ。これがお笑いだ!」と得意げになっていた。
M-1グランプリ2008には、オードリーも参加していた。若林は「俺、覚えてるもん。村上くんが春日に『はじめまして。ピンク着させてもらってます』って」と挨拶していたことを明かし、「ピンク同士のそういうのあるんだと思って」と笑った。
しかし、M-1グランプリは2010年で終了。マヂカルラブリーが決勝進出を本格的に視野に入れた矢先のことだった。当時は、ものまねや特技披露など、賞レース以外にもテレビに出るチャンスはあったが、2人はそれが嫌だったという。仕事で結果を出せないのに尖っていたマヂカルラブリーに仕事は来ず、月に2回程度になっていた。
若林が「村上くんも尖ってたの?」と質問すると、村上は「そうなんです。”大学チャンピオン”なんですよ」とプライドを見せ、「嫌だった社員の名前、携帯にメモってました」と告白。意外な一面を明かし、出演者らを驚かせた。