「においがすごくて…」東北各地にカラスの大群襲来 大量のフン被害も
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(画像:まゆとらさん撮影)

「やばいこれは気持ち悪い、めっちゃいる」

 空を覆う無数の黒い影は、福島県会津若松市に現れた信じられない数のカラスだ。また、同じ福島県の郡山駅前でも一本の街路樹になんと、およそ50羽のカラスがとまっていた。さらに、宮城県登米市郊外の電線を隙間なく埋め尽くしているのも、全部カラスだ。

【映像】一本の街路樹にとまった約50羽のカラス

 東北各地で目撃されている異様な光景。住民は「こんな大群、見たことなかったので、何か起こるのかなと」と不安を口にする。宮城県石巻市の住民は「においがすごくて臭いなと思います」と、大量のフンによる被害に悩まされていた。

 突如現れたカラスの大群。現れた理由もわからず住民たちは不安な日々を送っている。鳥類学者で東京大学名誉教授の樋口広芳氏は「空を密集して飛んでくる様子からすると、ミヤマガラスがけっこう多い気がします」と語る。

 ミヤマガラスは、中国から日本にやってくる渡り鳥。かつては九州や本州の西部で冬を越していたが、最近では北陸、東北地方で越冬するミヤマガラスも現れてきたという。宮城県石巻市の場合は先月の気温が平年より高く、居ついてしまった可能性がある。樋口氏は「ミヤマガラスは春になると中国に帰るため被害はなくなる」と話している。

ABEMA/『ABEMAヒルズ』より)

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