各著名人からも絶賛され、「紀伊国屋書店」「ブックファースト」「三省堂書店」など主要都市の大型書店で、文庫売り上げランキング第一位が続出するなど発売時の注目度の高さが伺える竹宮ゆゆこの小説を原作とした映画『砕け散るところを見せてあげる』。中川大志&石井杏奈W主演で贈る本作の映画化が2021年4月9日(金)に公開となる。この度、岩井俊二監督、白石和彌監督ら各界著名人からの絶賛コメントが到着、また新場面写真が一挙解禁された。
平凡な日々を送る濱田清澄(中川大志)はある日、学年一の嫌われ者と呼ばれる孤独な少女・蔵本玻璃(石井杏奈)に出会う。玻璃は救いの手を差し伸べてくれる清澄に徐々に心を開くようになるが、彼女には誰にも言えない秘密があったことから、物語が紡がれる本作。
今回解禁となるのは、傷だらけの玻璃を優しく抱きしめる清澄や、清澄を心配している親友の田丸(井之脇海)、意味深なポーズをしている真っ赤な嵐(北村匠海)、そして車中の清澄と母(矢田亜希子)、父(堤真一)の横で何かに怯えた様子の玻璃、真っ赤な嵐と母(原田知世)が穏やかにこたつで向かい合う親子カットなど、物語を彩るシーンカット全9点。
そして、今回コメントを寄せたのは、岩井俊二監督(『Love Letter』『スワロウテイル』)、白石和彌監督(『凶悪』『孤狼の血』)、斎藤工、片岡愛之助、中江有里、新木優子、宇垣美里、中村佑介、カミナリという豪華面々。非常に熱量の高いコメントが到着した。
岩井俊二(映画監督)
命とはつないでゆくもの。つながってゆくもの。つなぎ、つながるその瞬間、光り輝くものである。
白石和彌(映画監督)
ずっと口の中に血の味が広がり、押し潰されそうになりながらスクリーンを見つめた。苦しみの中から生まれる愛の重さに、私はきっと何度もこの映画を見てしまうであろう予感を感じる。この作品に出会ってしまった中川大志と石井杏奈の二人の役者を途轍もなく羨ましく思う。SABU監督の渾身の力作だ。
斎藤工(俳優・フィルムメーカー)
SABU監督の元、中川大志さん石井杏奈さん、主演のお二人から放たれる成分に、気が付くと驚くほど深いところまで誘われていた。観終わってから今一度このタイトルを想うと、胸が砕け散りそうです
片岡愛之助(歌舞伎俳優)
主人公が貫くヒーローとしての姿が羨ましくなるほどに格好良い。その思いが周囲の人々に変化をもたらし、怒涛のクライマックスを迎える。まさに衝撃作だ。
中江有里(女優・作家)
ヒーローになるのは目的ではない、結果だ。自分のためにではなく、誰かのために戦った時、本当の勝利を手にするのだろう。清澄と玻璃は、まぎれもなく互いのヒーローとなった。
新木優子(女優)
清澄の玻璃に対しての真っ直ぐな気持ちや正義感が清々しく、それを受けて変わっていく玻璃の表情がすごく魅力的で素敵でした。物語の中を生きている石井杏奈ちゃんと中川大志くんの二人が綺麗に重なって、気付けば私も一生懸命に二人の恋を応援していました。 真っ直ぐで切ない物語でした。
宇垣美里(フリーアナウンサー)
少年少女たちの眼差しは、澄み切ってキレイで痛々しく チクリとした疼きが胸から離れない
人を好きになる気持ちの根幹にある、誰かを幸せにしてあげたいという思い
その思いの持つ強さのなんと美しいことか
大切な人の幸せのために自分を差し出せる人こそが、ヒーローなのだと思った
中村佑介(イラストレーター)
「40にもなって青春映画なんて…」と気付けば2時間後。目の前には過去の僕が笑っていて、とても恥ずかしくなった。青春とは時期ではなく心の一部のことを指していたのですね。
カミナリ(芸人)
よくある高校生の青春恋愛映画かと思ったら、とんでもない!とにかく話が面白い!ストーリーが「進む」「展開する」というよりは、徐々に「濃く」「深く」なっていく作品でした。そして中川大志さん・石井杏奈さんの演技が素晴らしく、抜け出せなくなるくらいに引き込まれました。アリ地獄みてーな映画だな!
本作は4月9日(金)新宿ピカデリー、イオンシネマ他にて全国公開。
©2020 映画「砕け散るところを見せてあげる」製作委員会