3月12日、映画『ブレイブ -群青戦記-』の初日舞台あいさつが都内で行われ、新田真剣佑、山崎紘菜、鈴木伸之（劇団EXILE）、渡邊圭祐、松山ケンイチ、本広克行監督らが登壇。そこで渡邊が「所詮ビジネスでしょ？」との誤解に熱弁をふるい、場を沸かせた。
その場面は、若い世代の共演エピソードを振り返ったところ。渡邊が「今回の映画、撮っている間はいつでも楽しかった。準備期間も含めてそうで、今の瞬間もそう。でも、ここまで感想を重ねると傍から見て『（仲の良さは）所詮、ビジネスでしょ？』と疑う人もいるかもしれない」と急に、客観視したコメントをもらした。
渡邊は、今現在も"心から楽しかった"と説明するにあたり「投稿したSNSが証拠。皆んなでハシャイでいる様子をつないでいるものがあるのですが、他の作品の場合はキャストが中心に写っているパターンが多い。でも、この作品のSNSは、スタッフさんたち全員が出ています。みんな一丸となって、この『ブレイブ』という映画を作っていると感じてもらえるはず」と熱く語った。
上映前に実施された舞台あいさつ。観客に向かって「良かったらSNSの投稿を確認してもらって『やっぱりイイ映画だな』って一言つぶやいて頂けたら」と願うメッセージも残していた。
本作は、『週刊ヤングジャンプ』で連載されていた笠原真樹氏の漫画『群青戦記 グンジョーセンキ』を実写映画化したもの。「桶狭間の戦い」の直前に、スポーツ名門校で活躍していた高校生たちが、学校まるごとタイムスリップする物語で、“部活で培った身体能力”と“未来を知る現代人の知識”を活かして、生き残るための戦いに挑むアクションエンターテインメント作品だ。
主人公の歴史オタク・西野蒼役を新田が演じ、蒼を支える幼なじみ・瀬野遥役を山崎、剣道部主将・松本考太役を鈴木、歴史の操作を目論む不破瑠依役を渡邊、主人公たちの前に立ちはだかるカリスマ・織田信長を松山が演じてる。さらに、のちの徳川家康となる松平元康役で、昨年急逝した三浦春馬さんが出演している。
テキスト・写真：野原誠治
