コロナ禍の巣ごもり生活などで、急拡大しているのがUber Eats(ウーバーイーツ)をはじめとしたフードデリバリーだ。一方で、自転車の配達員による危険な運転や事故も頻発し、問題視されている。
【映像】自転車配達員、出会い頭に車と衝突 一触即発の瞬間(2分30秒ごろ~)
こうした自転車配達員による危険運転を減らそうと9日、東京都の議会で「ナンバー制」が提案された。都の予算特別委員会で、都民ファーストの会・伊藤悠議員は「車などと違ってナンバーがないから通報もできない。例えば、配達バックなどにナンバープレートに代わるナンバーをつけるように促すべき」としている。
この案に街の自転車配達員からは「いらないと思います。番号を振っちゃうと、今はSNSとかにあげられたりする。そういうのはあんまりよくないんじゃないか」「配達になったら、たぶん自分のことしか見えなくなる。結局、番号が付いたとしても、荒い運転になるのでは」などの声が寄せられている。
提案を受けて、業界団体も表示を検討しているという「ナンバー制」。長引くコロナ禍で需要が高まる中、配達員含めどのような形が望ましいのか、模索が始まっている。


