俳優の鈴木伸之が12日、都内で行われた映画『ブレイブ −群青戦記−』の初日舞台あいさつに登壇。この日も、鈴木にとっての趣味、ストレス発散の場所である“サウナ”への愛をあふれさせた。
公開初日のあいさつを行ったのは、鈴木のほか、新田真剣佑、山崎紘菜、渡邊圭祐、松山ケンイチ、本広克行監督らの面々。鈴木が「映画のことじゃない話しになりますが」と断りを入れつつ「やっぱり、色んなところでサウナのことを喋ってしまうほど、僕はサウナが大好き」と語り始めた。
隣にいる新田の顔を覗き込み「コロナが落ち着いたら『一緒にサウナに行こう』と約束してたよね」と再確認。「その予定です」と笑って返した新田。プライベートでも交流が続くという。
そこに、今作のヒロイン・山崎も割って入り「鈴木さんの説明が上手くて、聞くと行きたくなる」ともらし、“サウナ愛”に影響された一人になったそうだ。鈴木のことを「サウナの広報大使になったらいい」、そして本格サウナを「プロデュースしそう」と呟いた。
「紘菜ちゃん(山崎)に『サウナって気持ちいいよ』って布教したところ、試しに行ってくれたみたい。そしたら『凄く良かった~』って感想も聞けた」と嬉しそうに話した鈴木。2人のやり取りが明かされ、山崎は「ありがとう」と改めて感謝もしていた。
本作は、『週刊ヤングジャンプ』で連載されていた笠原真樹氏の漫画『群青戦記 グンジョーセンキ』を実写映画化したもの。「桶狭間の戦い」の直前に、スポーツ名門校で活躍していた高校生たちが、学校まるごとタイムスリップする物語で、“部活で培った身体能力”と“未来を知る現代人の知識”を活かして、生き残るための戦いに挑むアクションエンターテインメント作品だ。
主人公の歴史オタク・西野蒼役を新田が演じ、蒼を支える幼なじみ・瀬野遥役を山崎、剣道部主将・松本考太役を鈴木、歴史の操作を目論む不破瑠依役を渡邊、主人公たちの前に立ちはだかるカリスマ・織田信長を松山が演じてる。さらに、のちの徳川家康となる松平元康役として、昨年急逝した三浦春馬さんが出演している。
制作に至っては、新型コロナウィルスが蔓延する前、一昨年の12月にクランクイン。鈴木はその撮影現場を振り返り、「高校生が主体となった作品だったので、ワチャワチャしたりして楽しかった。コロナの前だったので、撮影が終わってみんなでご飯にも行けたのに…」と今の自粛が続く状況と比べていた。
テキスト・写真:野原誠治