13日、『格闘DREAMERS』(ABEMA)の第1回が放送された。波乱万丈の人生を生きる金の卵たち=DREAMERSが、LDH martial artsとの契約を目指してサバイバルする格闘オーディション番組だ。
プロアマ問わず、格闘技経験もジャンルも問わない。我こそはと名乗りを上げた応募総数約200名から書類審査に残った52名が1次オーディションに参加。高校ボクシング全国大会6冠、キャバクラオーナーにして地下格闘技22勝の二刀流、ボクシング東洋太平洋ランカー、レスリングU-23世界選手権王者など、日本全国から最高レベルの人材が集まった。
なかでも異彩を放っていたのは、筋骨隆々のビジュアルが人目を引く八木敬志だ。八木はマッチョな店員が接客をする「マッチョバー」の店長を務めており、紹介VTRでは「いらっしゃいマッチョ!」と声をかけながら、客をもてなす様子も映し出された。
八木のフィジカルの強さの源は中学から計10年間やってきたというラグビーで、全国高校ラグビー大会で全国優勝した経歴を持つ。ラガーマンから転身し、格闘家として上を目指す理由を問われると、八木は「僕は将来お母さんと一緒にすごしたい」と告白をした。
八木の母親はフィリピン人で、両親は八木が小学校のころに離婚している。その後、母親はフィリピンに帰国していることから「格闘家として成功をして母と日本で暮らしたい」という目標を持っている。「僕は25歳ですけど、お母さんの中では小学校2年生のままで止まってる」と、離れていた年月を埋めたいと意気込みを語った。
八木が戦う様子を見たDREAMフェザー級元王者・高谷裕之は「俺、八木好きだな」と満面の笑み。スパーリングが終えた八木には、周囲からは惜しみない拍手が送られた。