アメリカ・ミネソタ州で行われたオンライン裁判。下段右の画面には元交際相手に暴行を加えたとされる被告の男が、その左の画面には被害女性がいる。
男は保釈中だが、被害女性には接触しないという条件が課されていた。ところが、被害女性が何かに怯えるような素振りを繰り返したため、検察官はあることに気が付き次のように発言した。
「裁判長。現在、被告と被害者は同じアパートにいるかと思われます。被害者の安全が心配されます」
オンラインでバレないと思ったのか、なんと男は被害女性の自宅アパートに侵入し、同じ部屋から出廷していたのだ。すぐさま警察官が送り込まれ、男はその場で逮捕された。しかし、そこでも「私のガールフレンドは非接触を望んでいない。約束を破ったことは悪かったが、この1件を取り消してもらえないか？」と身勝手な言い分を口にする。
保釈中の違反行為に、男には罰金刑が科せられるほか、最大15年の懲役刑が下される可能性もあるということだ。
