15日、黄砂が中国で発生し、首都・北京も視界一面が砂に覆われた。
広範囲かつ10年で最大規模といわれる今回の黄砂。北京ではすぐ先にあるビルもかすんで見えなくなっている。住民も「こんな薄暗い天気は人生の中でも初めてです」と驚きを隠せない。
今回の黄砂は、14日から15日の朝にかけてモンゴル南部で発生し、 それが気流によって南下してきたものと思われている。モンゴルでは、大規模な砂嵐に見舞われ、伝統的な移動式住居「ゲル」が吹き飛ばされるなどして、5歳の子どもを含む6人の遊牧民が死亡。そのほか、81人が行方不明になっているという。
黄砂は今日、日本にも来る恐れがあるしている。


