3月24日、映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』の完成を記念し、オンラインイベント「るろうに剣心GLOBAL FAN SESSION(グローバル・ファン・セッション)」が行われ、YouTube、Twitter、Instagram、LINEの各プラットフォームにてLIVE配信。主人公・緋村剣心を演じてきた佐藤健が同シリーズへの思いを語った。
公開を1ヶ月後に控え現在の気持ちを聞かれると、佐藤は「早く見て欲しいという気持ちはありますが、これで本当に終わりなんだと思いますと、寂しさも感じます。この喜びも寂しさも含めてファンの方と共有できたら嬉しい」とコメント。
同シリーズの1作目『るろうに剣心』に出演したとき、佐藤は22歳。当時の佐藤からすれば大抜擢だったといい「この役、作品に出会わなかったら、今の僕はいません」「これだけ大きな作品で僕が主演をやるというのはギャンブルだったと思いますし、それだけ大きなチャンスを与えてくださった作品。それ以降いただけるオファーも変わったと思いますし、ターニングポイントになる作品です」と感謝した。
しかし、同時に大ヒットシリーズゆえの重みも感じているようで「僕は“剣心”を背負って他の仕事もしてきたのだろうと思う。間違いなく僕の代表作ですし、それが今回最後ということで、一つ肩の荷が降りたような気持ちもありますし、寂しい気持ちもある」と複雑な心境を告白。同シリーズの完結が自身の役者人生にとっても一区切りになると感じているようで、「“剣心”を下ろしたこの先の自分の仕事の仕方というのは、今までと全然違うものじゃないといけない。この作品以上のものを作っていかなければいけない。一種のライバルのような作品。それを目指していくつもりですが、そんな簡単なことじゃないとも思っていて、出会えて光栄ですが、複雑な作品となっています」と覚悟を語っていた。
イベントには佐藤のほか、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、土屋太鳳、有村架純、高橋一生、江口洋介、そして大友啓史監督が登壇。映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』は、それぞれ4月23日、6月4日より2作連続で全国公開される。
テキスト:堤茜子
写真:野原誠治