三重県の四日市海上保安部が、救助活動の一部始終を公開した。
海上保安官が駆け付けた先には、大しけの中、必死でボートにしがみつく男性の姿が映っていた。海上保安官は「お父さん!もう船はダメ!手を伸ばして!」と呼びかける。
海上保安部によると26日、四日市港の近くで漁師の男性(85)が海藻を採るため手漕ぎボートに乗っていたところ、強風にあおられ2キロほど流されたという。
男性はおよそ1時間後に救助され、海上保安官も「大丈夫ですか?よかった」と胸を撫で下ろした。男性にけがはなかったが、救命道衣を着用していなかったということだ。



