福岡県中間市にあるメダカ販売店で起きた泥棒の瞬間を防犯カメラが捉えていた。
26日午前2時半ごろ、店舗の屋外に現れた1人の人物。水槽に網を入れ、すくい出したメダカを次々とバケツに移すと、重そうに抱え去っていった。メダカ泥棒の瞬間だ。
この店ではオープンを4月に控え、自宅で育てていたメダカをできるだけ自然に近い状態で飼育しようと、2月から屋外での飼育に切り替えたばかりだった。被害にあった店長は「悲しい、言葉も出ませんでした。扱い方が雑で、かわいそうでメダカたちが。時間をかけて作っていっているので、それがいなくなっちゃうとまた時間をかけて作り直しにもなるし、それよりも大事に育ててきた子たちで、盗難というよりも誘拐されたという感覚が強い」と憤りをあらわにする。
盗まれたメダカは、美しい青色の光沢が特徴の「ドラゴンブルー」など人気品種のほか、被害者が長い時間をかけて品種改良したオリジナルのメダカだった。1匹あたり1500円から5000円ほど、カメラに映る人物はおよそ5分の間に300匹以上を盗んでいったため、被害額は100万円以上にのぼる。
店側は、警察に被害届を提出しているということだ。
この記事の画像一覧



