3日に『格闘DREAMERS』が放送され、元DREAMフェザー級王者の高谷裕之が、那須川天心の圧倒的な存在感に「空気が変わった」などと感嘆した。
第二次オーディションとなる2泊3日の合宿の最終日には、特別講師として那須川天心を招いた。RISE世界フェザー級王者でデビュー以来44戦無敗の記録を持つ那須川は、練習生たちのシャドーを見るなり「アップでシャドーをやっている。これだとちょっと……」と、問題点を指摘。
「シャドーはアップじゃないので、試合だと思って」と、実戦形式でやるようにアドバイスをし、「自分の想像次第で強い相手にも弱い相手にもできるので、そういうところを想像しながら(やって)」と具体的に指示。わずかな時間にも関わらず、練習生たちの動きを見違えるように変えてみせた。
さらにマススパーリングでは自ら相手を名乗り出て胸を貸し、圧倒的な力の差を見せつけると「試合となったら1人1回は倒れている場面は作った」とコメント。全力で向かってくる選手の攻撃を軽々とかわした挙句、カウンターでハイキックを打ち込むなど格の違いを見せつけ、応援に駆け付けたGENERATIONS from EXILE TRIBEの数原龍友、白濱亜嵐、関口メンディーの3人を驚かせた。
最後に那須川は「やる気は絶対にある。そのなかで格闘技は実力主義だと思う。誰よりも強くなろうと思う気持ちが大事」と内面が重要だとアドバイスも。誰よりも強くなるためには誰よりも練習をすべきだとも話した那須川は「僕も今、この立場になってますけど、だからといって練習をサボるつもりもない。強くなりたい、1番になりたいんだったら、誰よりも練習をしっかりとする」と、練習生たちに檄(げき)を飛ばした。
練習を終え、高谷は「メチャクチャいい経験になったと思います。相手をしてもらった人はメチャクチャ勉強になったし、いい経験になった。やっぱりすごいなと思いました」と那須川を手放しでほめて「空気変わった」と、その存在感に感嘆した。