『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に、芸人の錦鯉(長谷川雅紀、渡辺隆)が登場し、「無気力で今の仕事をダラダラ続けないための授業」を行った。
▶︎動画:ハリウッドザコシショウの一言で人生が好転 錦鯉が救われた言葉とは
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”には平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、タレントのぺえ、黒木ひかり、フリーアナウンサーの鷲見玲奈らが出演。
1994年、札幌よしもとから23歳でデビューした長谷川。当時は「ベタなことはしたくない」「斬新なことをやりたい」と思っていたといい、憧れの芸人はとんねるずやダウンタウンだったという。
一方、渡辺は22歳のときに「ガスマスク」というコンビを組み、東京よしもとからデビュー。同期は眼中になく、「先輩を追い抜いてダウンタウンみたいになる」と息巻いていた。NSCの講師からのダメ出しも「全然わかってねぇな」とスルーするなど、かなり尖っていたという。
しかし、デビューから1年。ネタがウケない日々が続いた渡辺は「ダウンタウンにはなれない」と気づき、自信喪失。ここからダラダラ生活がスタートしたという。
渡辺は「まず養成所入った時点で、入学式初日に『君たちはダウンタウンにはなれない』って言われましたからね」と明かし、続けて「ただ、養成所募集のチラシには『君もダウンタウンになれる』って書いてあった」と愚痴ると、出演者らは大爆笑。
そして2012年、長谷川と渡辺は錦鯉を組み、新たに活動をスタートさせた。しかし、「芸人をやっている」状態に満足してしまい、ダラダラ生活は続いていたという。
そんな錦鯉の運命を変えたのは、ずっと可愛がってくれていた先輩芸人・ハリウッドザコシショウの一言だった。賞レースで1回戦、2回戦落ちが続いていた2人に、「長谷川はバカなんだから、バカを全面に押し出せ!」とアドバイスしてくれたという。
それまではきちんと台本を作って漫才をしていた錦鯉は、助言どおりに”バカ”を押し出すため、「大きな声で挨拶」をしてみることに。こうして長谷川の「こ~んに~ちは~!」という、つかみのギャグができ上がり、M-1グランプリ2020では4位と躍進したのだった。