4月1日(木)19時50分より、K-POP界No.1を決める韓国発の番組『KINGDOM : LEGENDARY WAR』が、ABEMAにて独占配信された。K-POP界を担う6グループが集結し、事務所の枠を超えトップを決める番組とあり、初回からそれぞれが火花を散らしたパフォーマンスを展開、波乱の結果となった。
▶映像:波乱の幕開け!K-POP人気6グループが白熱のパフォーマンスを披露
『KINGDOM : LEGENDARY WAR』は、人気と実力を兼ね備えたボーイズグループ6組が、王座をかけて真剣勝負を繰り広げる番組。出演グループは、BTOB、iKON、SF9、Stray Kids、ATEEZに加え、昨年Mnetにて放送された前哨戦『Road to Kingdom』で勝ち上がったTHE BOYZ。それぞれのグループが、与えられたテーマに沿って、ダンスやセットなどシーンすべてを自分たちで作り上げて対決する。なお、MCは東方神起が務めた。
「トップになれる場所」6グループが登場、緊張の対面
期待を持って幕開けとなったオープニングは、1組ずつがステージに集まる形に。最初に登場したのはTHE BOYZ。サバイバル番組で勝ち上がった若き王者ということもあり、メンバーは「また始まったね」、「『KINGDOM』にまたきたね!」と興奮気味。「トップになれる場所だと思う。あのときも本当に生き残りたい気持ちがあって、明日が最後だと思って準備した」と、番組にかける意気込みを示した。続いてやってきたのは、日本デビュー1周年を迎えたばかりのStray Kids。「本当に緊張します。ちょっと慣れてない感じだと思う」と、やや硬い表情で入ってきたメンバーたち。しかし、番組にかける思いは強く「チームとして出るコンテストは初めてだから、何を見せられるかかなり考えた」と語っていた。
3組目には、番組の中での最年少マンネ(末っ子)、ATEEZが登場。「ATEEZというチームについて、よく知らない方もいると思うので胸に刻みたいです」と、控えめながらもしっかりとコメントする。3組が並んで座ったところで、それぞれ、きょろきょろし合ったり、ライバルとなるグループを見つめたり、サバイバル番組ならではの緊張も走った。しかしながら、「こんにちは」と隣り合うグループと挨拶し合うなど、和やかな一面も見られた。
次に登場した4組目は、ベテラングループのBTOB。4人が入ってくるやいなや、後輩の3組は「うわー!」と感激の声をあげ、「こんにちは」と一礼もしていた。さらには、「先輩の歌を直接、目の前で見られるのがとても光栄です」、「オーディションが先輩の曲だった」と、後輩グループが同じステージで競えることについて、うれしそうに目を輝かせていた。肩の力が抜けている様子のBTOBは、後輩グループに向かって「会えてうれしいよ、よろしくね」、「リラックスしてね」と朗らかに声をかけていた。
全員がスーツ姿でびしっと登場したのはSF9。平均身長が180センチを超えているメンバーがずらりと揃うと、ほかのグループは「モデルが入ってきたよ…」、「みんな背が高いね」とザワザワ。当のSF9メンバーたちは、「SF9という名前を聞いたことがない人たちにも、歌手に見えたらいいなと思います」、「ほかのグループとちょっと違う感じだと思う」、「SF9をひとつにして新しい色を見せたい」と、気合いを入れていた。
最後の6組目には、満を持して多数のヒット曲を輩出してきたiKONが少し威圧感を持って登場。5組のグループは、「本当にかっこいい!」と拍手で彼らの登場を迎えた。さらに、「先輩は練習生にとって憧れでした」、「サバイバル番組を見て、本当に好きでした」、「テレビで見たそのままだね、格好いいね!」と後輩グループは終始興奮していた。
東方神起が登場!初回のパフォーマンス審査に全員衝撃、気になる順番は…?
6組が揃ったところで、MCの東方神起が登場し、本番組のルールを説明する。ルールは1次、2次、3次、生放送のファイナルの対戦まで、トータル4回戦が行われ、累積点数1位だったグループが最終的に1位となる。点数については、出演者独自の評価が25%、専門家評価が25%、ファンが参加できるグローバル評価が40%、10%が映像の再生回数で決まるという。そして、スペシャルショーが含まれているKINGDOMウィークが編成される。
初回のこの日は、対面式パフォーマンスが行われることになった。対面式パフォーマンスでは、各グループの音楽番組1位の曲をパフォーマンスし、撮ったその日に公開、グローバルファンの評価を受ける形となる。1位になったチームにはベネフィット1000点が与えられるだけでなく、一次コンテストの順番を決められる権利も付与される。
この発表を受けて、各グループでは「順番が大事なんだよね」と言い合い、「最後にやりたい」「最初は…」と思案の表情が見えた。結果、順番は東方神起からの発表となり、「直接選んだ予想順番の1位のiKONがトリで、残りのチームの順番はリレーで決めてください」と告げられ、トリを仰せつかったiKONは最初のグループでATEEZを指名した。
鳥肌もののパフォーマンスに圧巻!まさかのハプニングに悔しさも「日頃やらなかった失敗が出た」
ATEEZは『WAVE : Overture』を披露することに。事前にカメリハの様子も映し出され、「カメラをワンテイクでいろいろやるのが初めてだったので、不十分なところが目立った」と苦労をにじませた。しかし本番では、ばっちりのパフォーマンスを通して見せ、見守っていたほかのグループも「鳥肌」、「すごいかっこいい」と口にし、BTOBにいたっては、「僕たちはパフォーマンスやったらダメだよ」と手放して賞賛していた。オープニングを美しく飾ったATEEZは、「先輩が応援してくださったので」という理由で、2組目にBTOBを指名。
ステージに立つ前から、すでに素晴らしいハーモニーが期待される声が多く上がったBTOB。楽屋にて、メンバーは「ほかのチームとカラーが違うので出場して大丈夫かなと心配だったけど、独自のカラーをステージで見せたい。チームの強みはライブ。コンサートみたいにライブを見せたいです」と話す。ステージにはマイクスタンドが4本並び、『Beautiful Pain(Choir Ver.)』のオープニングが流れた。BTOBならではの美声ハーモニーに、食い入るように見ていた後輩グループ勢は、「すごくオーラが違う、かっこいい」、「歌声がパワフル」、「耳が溶けそう…」と、実力に圧倒されていた。
3組目に指名されたのはSF9だったが、ここでまさかの事件が勃発。彼らの代表曲『Good Guy lThe Gloryl』をそつなくパフォーマンスしていたのだが、激しいダンスを披露するうち、テヤンのパックが落ちてしまうというハプニングが起こる。それでも最後まで踊り切ったSF9だったが、終了後、テヤンは落ち込みを隠せない。「日頃やらなかった失敗が出た。いろいろ残念でした…。リハのときにパックが落ちて、ステージでまた落ちてしまった」とがっくり肩を落とす。しかし、チャニは「先輩も後輩もいる前でステージを披露したこと自体、誇らしく思います。幸せです」と前向きなコメントを残す。さらにBTOBのウングァンは「マイクは落ちたんですけど、気にならないくらい本当に素晴らしいステージを見せてくれた!」と、SF9の健闘をたたえていた。
4組目にはStray Kidsが指名された。始まる前から、ほかのグループメンバーから、「一番気になる」、「パフォ-マンスが本当にすごいので、楽しみです」と期待が募るコメントが寄せられた。『MIROH』本番前のカメリハでは、アクロバティックがうまく決まらない場面が放送され、フィリックスは「4つ失敗しました」と不安な表情を見せる。メンバーは気丈に励まし、フィリックスも決意を固めた顔になり、いざ本番へ。すると、瞳が緑色に光るような演出や、爆竹を使う激しいシーンなど、手を変え品を変え会場を熱くさせ、最終的にアクロバティックもしっかり成功させた。終了後、フィリックスは笑顔で「とても楽しかったし、何かをやり遂げた感じです」と明るく語っていた。
次に指名されたのはTHE BOYZ。メンバーは口々に、「プレッシャーがすごいです」、「負けたくないです」と気合いを入れる。『The Stealer (Epic ver.)』が始まると、5組のグループは、最初から「ワーオ!」と声を上げる。完璧なパフォーマンスに、「余韻がすごい」、「最高だね」、「本当にクレイジー」、「経験者の慣れた感じがしました。本当に斬新でした」、「ホームタウンのような感じで、期待を裏切らない素晴らしいステージを見せてくれた」と讃辞の声であふれた。メンバーも、「うまくできたと思う」、「みんなが集中したのが感じられたので、少し成長したなと思います」と高揚感にあふれていた。
そして、トリを飾ったのはiKON。事前のインタビューにて、メンバーは「サバイバルは久しぶりだし、昔に戻った気分」と、過去4回サバイバルをしてきた歴史を感じさせる。本番組の参加に際して、「素敵な姿を見せる自信もありますけど、作るまでがどれだけ難しいか、ひとつの曲をどこまで準備するか。体力的にもメンタル的にもすごく心労があります。そういうことを心配していました」と恐怖もあったことを明かした。ヒット曲が多いグループなだけに、何が披露されるか注目が集まり、後輩グループも予想合戦を行う。いよいよ本番で『RHYTHM TA KINGDOM ver.』が流れると、「フォー!」と場内は大盛り上がり。中には口ずさむ後輩メンバーの姿も。余裕のあるパフォーマンスを見せたiKONに、「本当にダンスで勝負してるね」、「本当にいい曲!」と、興奮で感想をそれぞれが言い合っていた。
332万を超える投票数!最初の結果発表は…?
6組すべてのパフォーマンスが終わり、グローバル評価の結果発表の段になった。全体の投票数は332万を超え、3位は54万621票でBTOB、4位は53万3435票でSF9、5位は50万4215票でATEEZとなった。悲喜こもごもの結果となったが、「本当にありがたい。6位かと思ったんですけど、もっと自信を持つことができました」(BTOB)、「僕たちの長所は見せられたので、わかってくれてすごくよかった」(SF9)、「残念ではあるけど、5位という順位が僕たちにどれだけ頑張りをもたらすかだね」(ATEEZ)と、各グループが順位結果における胸の内を明かしていた。
なお、1位、2位、6位の発表は次回に持ち越し。果たして1位の恩恵を受けるグループは、どこなのか?次回の『KINGDOM : LEGENDARY WAR』は4月8日(木)19時50分よりスタート。