諫山創氏による世界的ヒット漫画「進撃の巨人」が、4月9日に発売される講談社「別冊少年マガジン」5月号で、約11年半の連載に幕を下ろしました。原作コミックスが累計発行部数1億部を突破するなど、「進撃の巨人」が打ち立てた偉業の数々を紹介します。
■コミックス累計1億部を突破した「進撃の巨人」とは?
2009年から連載中の「進撃の巨人」は、人類と巨人の戦いを描いたダークファンタジーです。2011年には第35回講談社漫画賞少年部門を受賞。また、電子書籍を含むコミックスの累計発行部数は全世界で1億部を突破しました。諫山創氏の連載デビュー作である「進撃の巨人」は、6月9日、最終巻にあたる第34巻が発売予定です。
「進撃の巨人」最終回を盛り上げる一環として、単行本第1巻を超大型化した「巨人用 進撃の巨人」が公式で発売されました。巨人化したエレンが読むことを想定して製作された「巨人用 進撃の巨人」は、縦1メートル、横70.4センチ、重さ13.7キロという脅威のサイズ!さらに販売価格16万5000円(税込)と、驚きでした。しかし、100冊が売れた場合にはギネス世界記録として認定されることもあり、3月6日に発売スタートしたところ、約2分で完売する結果となりました。
■アニメの視聴数が世界的な記録を残す
「進撃の巨人」の人気は、2013年からテレビアニメの放送が開始されたことでさらに加速しました。大迫力の戦闘シーンなど、高いクオリティでファンの心を掴み、Season 2・Season 3を経て、2020年12月よりThe Final Seasonが放送中です。主人公エレン・イェーガー役を梶裕貴が務めているほか、井上麻里奈、谷山紀章、下野紘、小林ゆう、神谷浩史など豪華な声優陣が集結しています。なお、日本のアニメと漫画に特化した世界最大級のデータベース「MyAnimeList」では、The Final Seasonの第1話がアニメ作品歴代1位の視聴数を記録しました。
■紅白出場やアニメ流行語ノミネートなど快“進撃”が続く
2013年には、その年のアニメ関係の流行語を表彰する「アニメ流行語大賞」において、主人公エレン・イェーガーのセリフ「駆逐してやる」が銀賞を受賞しました。このセリフは、家と母親を失ったエレンが「駆逐してやる!!この世から……一匹残らず!!」と巨人への復讐を誓うシーンで発したものです。
2014年末には、アニメ「進撃の巨人」の数々の楽曲を手掛けるLinked Horizon(リンクトホライズン)がNHK紅白歌合戦に初出場。オープニング曲「紅蓮の弓矢」を紅白スペシャルバージョンで披露しました。背景に流れるアニメ映像や、調査兵団に扮したコーラス隊なども含め、Linked Horizonの貴重なパフォーマンスに視聴者は大盛り上がりでした。
■漫画史に残る偉業を作り上げた「進撃の巨人」の勢いは止まらない!
ほかにも、「進撃の巨人」は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンや東京ジョイポリスなどのテーマパークともコラボしてきました。また、全国をめぐる展覧会も大盛況。様々な偉業を打ち立て、作品が完結した後も「進撃の巨人」の素晴らしさは末永く語り継がれることでしょう。
(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
アニメ「進撃の巨人」The Final Season完結編にあたるエピソード(動画リンクつき)
完結編(前編) | |
---|---|
88 | 地鳴らし |
89 | 自由の翼 |
90 | 絶望の淵にて |
完結編(後編) | |
91 | 天と地の戦い |
92 | 心臓を捧げよ |
93 | 長い夢 |
94 | あの丘の木に向かって |