将棋の叡王戦段位別予選(九段戦)が4月9日に行われ、佐藤康光九段(51)が森下卓九段(54)に110手で勝利、Aブロック決勝に進出した。
対局開始直後、チョコレート「LOOK」を2粒食べてから指し始める「初手LOOK」でファンとスポンサーを喜ばせた佐藤九段は、角交換型振り飛車(向かい飛車)を採用すると、攻めの緩急をつけながら徐々にペースを握る展開に。最終盤は、1つのミスで逆転されるようなシビアな局面が続いたが、自玉の安全度も維持しながら勝ち切った。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。28人が参加する九段戦は3組に分かれ、各組優勝の3人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)