“まずい給食を出した知事”になってしまって…橋下氏が語った、大阪での給食導入時のエピソード
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 17日のABEMANewsBAR橋下』に義務教育初の民間校長を務めたことでも知られる教育改革実践家の藤原和博氏が出演。橋下氏が大阪府知事時代に特別顧問を務めていたこともあり、公立中学に給食を導入させた同氏の手腕を高く評価した。

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 「当時、大阪の中学校の給食導入率は8%くらいで、ものすごく低かった。教育委員の中には、弁当を作るのがお母さんの愛情だと主張して、給食を入れさせない方もいた。しかし実際には経済的に厳しい子もいて、昼食のときにみんなといるのが辛いから体育館の裏で過ごしているというようなこともあった。経済的に厳しい子にとっては給食は命綱。これは絶対にやった方がいいと言ったら、橋下さんが三百数十億の基金を作って、あっという間に実現してくれた。これは本当に偉かったと思う。「橋下さんのことを誤解して批判する人もいっぱいいるんだけど、どれだけ褒められてもいいんじゃないかな」。

“まずい給食を出した知事”になってしまって…橋下氏が語った、大阪での給食導入時のエピソード
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 橋下氏は「実現するには数年かかるところ、次年度の予算で組んだ。当然、財政当局は大反対。どこから金を出すのかと。でも、まずやらせてくれと。だけど教育委員だけではなく、議会でも猛反対に遭った。給食を入れたからといって学力が上がるわけじゃないでしょうとか、お母さんの愛情で子どもを育てるんだ。給食になったら愛情がなくなるという、“愛情弁当論”を訴える政治家もいた。それなら給食のある東京の子どもたちはみんな愛情なく育ってるのかと。そうやって押していったんだけど、一気にバーっとやり過ぎて、最終的には“まずい給食を出した知事”みたいな感じになって(笑)。給食室がない学校は業者さんから買うんだけど、衛生上の問題で冷やさないとダメで、そうしたら生徒から“まずい、冷たい”と文句を言われて。たまに虫が入ってたりして、また叩かれて。その後に温かい、うまい給食にしたのが松井さん、吉村さん。だから「まずい給食を変えてくれた吉村さん」と、スーパースターみたいな話になっている(笑)」と話していた(ABEMA/『NewsBAR橋下』より)。

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