“憧れ”の相手を劇的KO、壮絶ダウンに「すごい倒れ方」驚きの声
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 強烈な連打を受けフラつく相手にとどめの右フック。ゆっくりと後方に倒れ、マットに後頭部を強打するKOシーンに解説から思わず「危ない、もう止めた方がいい」などの声が上がった。

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 4月17日に後楽園ホールで開催された「RISE148」。水落洋祐(エイワスポーツジム)と伊藤澄哉(戦ジム)の試合は、開始1分でスタンディングダウンを奪った伊藤が追い討ちのヒザやパンチの連打をたたき込み、1ラウンド1分21秒、最後は右フックで水落をKOで仕留めてみせた。背後から崩れ落ち後頭部を強打する衝撃のダウンシーンに視聴者からも「今の倒れ方は危ない」「すごい倒れ方」など、驚きと心配の声が聞かれた。

“憧れ”の相手を劇的KO、壮絶ダウンに「すごい倒れ方」驚きの声
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 激闘系・37歳の大ベテランと地下上がりのKOアーティスト、世代は異なるがアグレッシブな両者が拳を交えた一戦。24歳の伊藤は3兄妹のムエタイ一家に育ち、常にムエタイ王者の妹・紗弥の影に隠れてきたが、地下キックの大会でKOを連発するなど才能が開花。RISEでもこれまで2KOと勢いに乗る選手だ。「KOしか狙っていない。倒せるファイターとして認識して欲しい」という言葉を発するなど、着実に実績を積み上げている。そんな伊藤にとって水落は「(カードが決まって)武者震いがした。まさか水落選手と戦う時が…」と話すなど“憧れ”の選手だった。

 1ラウンド、開始直後に伊藤が足払いのようなローを放つと水落が大きくバランスを崩す。この日ABEMAで解説を務めた神村エリカは、伊藤の特徴について「当て勘の良さ」を挙げ「角度、ストレート系のパンチが得意でジャブでも効かすいいモノを持っている」と指摘した。

 その言葉どおり、伊藤が伸びのある右ストレートや右のロー、さらに左右の連打からヒザなど波状攻撃を仕掛けると、キレイな右ストレートを被弾した水落は開始1分でスタンティングダウンを宣告される。

 明らかに効いている様子の水落だが、すぐにファイティングポーズを取り試合に復帰。しかし、再開直後から動きは鈍い。対する伊藤は右ストレート、左、さらに右の跳びヒザと攻撃の手を緩めない。もはやガードするのがやっとの水落に、伊藤が左、強烈な右フックをたたき込むと水落が一瞬フリーズ。そしてゆっくりと背後に倒れ、後頭部をマットに強打。気持ちで体を起こした水落だが、続行不可能と判断したレフェリーがすかさず試合を止めた。

 解説陣が思わず「危ない、もう止めた方がいい!」と叫んだヒヤりとするダウンシーンに視聴者も騒然。「今の倒れ方は危ない」「すごい倒れ方」「後頭部を強打した」など、心配の声が上がると、神村は「倒れた時、マットの反動もあったので…心配ですね、ダメージが」とコメント。その後、セコンドやスタッフに抱えられるように水落が無事立ち上がると「序盤、(伊藤の)伸びるジャブ、ストレートのようなジャブで水落選手のアゴが上がっていた。本当にいいものを持っている」などと話し、伊藤のポテンシャルを改めて称賛した。

 これでRISEでの戦績が3戦3KO、今回も圧倒的な強さを見せた伊藤は試合後、自身のニックネームである“八王子のバッドボーイ”について言及。リング上でマイクを取ると「自分は根は真面目で結構臆病なんです…」と意外な告白。その一方で「(RISEの)スーパーライト級は勢いがないと言われているんですけど、自分以外だけじゃないですか? 倒せるファイトをするのは自分くらいしかいないと思うので、すぐにチャンピオン行けます」とタイトル戦に向けた強気のアピールも忘れなかった。

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