将棋の叡王戦段位別予選(九段戦)が4月20日に行われ、久保利明九段(45)が藤井猛九段(50)に132手で勝利した。久保九段は午後7時から丸山忠久九段(50)と本戦出場をかけて対戦する。
振り飛車党の久保九段が、先手・藤井九段の四間飛車を見て居飛車の対抗形を選択した一局は、中盤まで久保九段ペース。ところが終盤に向かうにつれて徐々に巻き返されると、最終盤では敗勢というところまで追い込まれた。それでも捌きと並んで持ち味である粘りを発揮すると、ぎりぎりのところから挽回。投了寸前からの大逆転勝ちを収めた。
叡王戦は四段から九段までに分かれた段位別予選を行い、12人が通過。シード棋士4人を加えた16人で本戦を戦う。28人が参加する九段戦は3組に分かれ、各組優勝の3人が本戦に進む。今期から主催が不二家となり、対局室には栄養補給用にお菓子ボックスが置かれている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)