『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に、チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)が登場。国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』についての解説授業を行った。
▶︎動画:18年連続「子どもに見せたくない番組」ベスト5入り…『クレヨンしんちゃん』が起こした革命とは
番組には“担任役”としてオードリーの若林正恭、“生徒役”に平成ノブシコブシの吉村崇、ハライチの澤部佑、タレントの高橋真麻、AKB48の横山由依、乃木坂46の田村真佑らが出演。
今年で放送30年目を迎えるアニメ『クレヨンしんちゃん』。今でこそ子どもから大人までファンは幅広いが、下ネタや大人に対する生意気な態度などから、放送当初は全国の親たちから苦情が殺到していた。
クレヨンしんちゃんでは、しんちゃんが股間やお尻を露出する下ネタが定番だが、これを真似する子どもが現れ、家の外でやる子もいたという。そのため、親からは苦情が殺到。とくに股間を露出する下ネタ「ぞうさん」は表現上良くないとされ、封印状態になった。
そして、2002年に行われた「子どもに見せたくないテレビ番組ランキング(バラエティやドラマ含む)」では、不名誉の1位を獲得。その後、調査自体が終了するまでの18年連続で同ランキングのベスト5に入ったという。
そんなクレヨンしんちゃんが国民的アニメとなったのは、「劇場版クレヨンしんちゃん」の存在が大きい。アニメ放送開始の翌年から、様々な監督が手がけた劇場版は、毎年大ヒット。
とくにターニングポイントとなったのは、シリーズ9作目の『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』だ。監督の原恵一は、この作品で「泣けるクレヨンしんちゃん」という、大きな革命を起こした。
また『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』では、泣けることに加え、「ハッピーエンドではない、賛否分かれるエンディング」に挑戦。これは劇場版の中でも異色の作品で、完成後の上映会では、衝撃のラストに会場がざわついたという。
これらの革命により、クレヨンしんちゃんは「大人も子どもも楽しめる、笑いと感動のアニメ」に成長。長田は、「作り方は1つじゃない。自分の中に『大人』と『子ども』2つの視点を持とう」と、クレヨンしんちゃんから学べる教訓を語った。