成田凌主演の映画『くれなずめ』は、『バイプレーヤーズ』シリーズや『君が君で君だ』などで知られる、松居大悟が監督/脚本。松居作品に焦がれていた成田が、ついに出演することになった好タッグの1本は、非常にセンチメンタルな味わいを残した。
松居監督自身の実体験をモチーフに書かれた舞台劇を、成田、高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹というメインキャストを据えて映画化した本作。高校時代、帰宅部同士でつるんでいた主人公・吉尾(成田)と5人が、友人の結婚式で余興を披露するため、久々に再会。披露宴と二次会の間の時間を、思い出をフラッシュバックしながら描いていく力作だ。