水溜りボンド、はじめしゃちょーといった人気YouTuberが次世代YouTuberコンビを発掘する育成ドキュメントプログラム『水溜りボンドの青春動画荘』が、4月16日(金)夜10時よりABEMAにて配信を開始した。
本番組では、ソロYouTuberとして活動する男女8名が同じ屋根の下で共同生活を行いながら、共にスターを目指す相方探しに挑戦。人気YouTuberが新人育成のために様々な課題を与えていき、視聴者の心を掴む動画制作のノウハウを伝授しながら“次世代のスター”になりうるコンビを発掘し、育て上げていく。
ABEMA TIMESでは水溜りボンドの2人を直撃、番組に掛ける意気込みなどを聞いた。
『水溜りボンドの青春動画荘』とは
番組のテーマは「新人YouTuberの成長記録」。発想豊かな企画でファンを楽しませ続け、YouTubeだけにとどまらず、地上波で冠番組を持つ水溜りボンドをはじめ、900万人超という驚異的なチャンネル登録者数を持つはじめしゃちょーなど、YouTube界をけん引してきた人気YouTuberが先輩として登場。毎回出される課題について、どのようなアドバイスを送り、どのように次世代YouTuberを育て上げていくのかも注目だ。
出演する新人YouTuberメンバーは筋肉系YouTuberしんたろー(24歳)、女優山口厚子(25歳)、恋愛心理学YouTuber小澤ゆうた(20歳)、クリエイティブ系YouTuber仮面マン君(22歳)、バンドマンYouTuberあおいちひろ(25歳)、尼崎YouTuberなつみかん(24歳)、TikToker内山さん(26歳)、グラビアモデル橋本萌花(22歳)。
YouTuberはずっと戦い続けなければいけない職業
――すでに収録を何本か終えているとのことですが、手応えはいかがですか?
トミー: 僕らは構想を練る段階から参加させてもらったんですけど、正直に言うと最初はどんな番組になっていくのか想像出来なかった部分がありました。“この企画を1つの番組にするなんて可能なのかな?”と。どこか疑心暗鬼な気持ちになりました。それから何度かの収録を経て、実際に仕上がった映像を見たときに、オープニングではドローンとかも使われていたり、壮大な映像に仕上がっていて、YouTubeというメディアで育った僕らとしては新鮮な感覚でしたね。
カンタ: この番組はこれからYouTuberを志す人にとって最高の教科書になるんじゃないかなと思います。例えば、YouTuberにとっての“総視聴時間の大切さ”など、ある種YouTubeの裏側のようなことにも触れつつ、その上で“YouTuberにとって何が大切か”という本質の部分がしっかりと描かれています。出演者が悔しさで涙する場面もあって、その姿はいち視聴者として心が揺さぶられたし、まさに出演者みんなの人生が掛かっているんですよね。そういう意味でも壮大な番組になっているんじゃないかなと。
――そんな出演者の姿を目にして、お二人も駆け出しの頃を思い出すような感覚がありましたか?
トミー: 僕らは駆け出しの頃からあまり感覚が変わっていないので、 共感の連続でしたね。
――チャンネル登録者数400万人を突破する水溜りボンドでもそんな感覚というのは意外です。
トミー: そうですね。見てくださる人が増えたのはもちろんうれしいですけど、一方でプレッシャーも増していきます。“駆け出しの頃を懐かしむ”というよりは、今でも自分たちは日々悩みながらやっているので、響くものがありました。僕らは番組の立場上、少し偉そうなことを言ってますけど(笑)、それこそトップと言われるクリエイターも日々悩みながらやっていると思います。
誰とコンビを組むのかが大事なポイント
――番組の中で気になった出演者はいましたか?
カンタ: 出演者全員のSNSをチェックして収録に向かったんですが、それだけだと、みんながどんなYouTubeの映像を作るかまでは想像がつかなかったんです。TikTokで人気でも、YouTubeが上手かと言われればそうでもなかったりするし、逆にYouTubeに移行して才能を開花させる人もいます。そんな中で僕は、TikTokerの内山さんがどんな動画を撮るのかは気になっていましたね。
トミー: そうだね。彼はこの中でいうとTikTokのフォロワー数が1番多い(580万人超え)。TikTokは短尺動画に適したメディアだと思いますけど、そんな中でYouTubeで活動する時、一体どんな動画を作るのかは興味ありました。
カンタ: TikTokの才能はYouTubeの才能と一緒なのか? とか、単純に気になるところでもあったし、その正解が僕の中でなんとなく見えた気もしました。なにより出演者の情熱がたぎっていて、その思いが時に暴走しちゃって、徹夜して作業しても評価されないという、残酷な現実も第1話から見られて、個人的にも面白かったです。僕らも番組を通じて学ぶことが多かったですね。
トミー: それと、誰とコンビを組むのかがいかに大事なポイントかというのを、痛感させられました。回が進むごとに、この人がコンビを組むと基本合格ラインを超えるとか、一方でこの人はなかなかしっくりくる人と巡り合わないとかも出てくるんですけど、そういう意味では、なつみかんちゃんはほかのどの人にもあてはまらない勢いやキャラクター性を持っていると思います。それを上手くコントロール出来る相方に巡り会えたら、彼女のそういった面は大きな強みになるんじゃないかな。
カンタ: なつみかんちゃんは面白かったよね。僕は一番、目をつけていました。すごく真っ直ぐな子というか、自分がこうだと思ったら、その気持ちに従って行動するし、だからこそ210万人ものフォロワー数を持つ人気TikTokerになったと思うんです。そしてこの子の魅力はきちんとブレーキも備えているところ。第1話ではアクセルを強く踏み過ぎて暴走しているような瞬間もあるんですけど、その先でブレーキを踏み、軌道修正する力も持っています。それこそが彼女の魅力だと思うし、そんな部分が収録を通じて浮かび上がってきましたね。
水溜りボンドが語る 、YouTubeの今
――2019年から昨年にかけて大物タレントや著名人の新規参入がYouTubeで目立ちました。ある種の視聴者の奪い合いが起きている現状があると思いますが、お二人は今のYouTubeをどう考えていますか?
トミー: 特に去年は多くの芸能人がチャンネルを立ち上げて、“僕ら大丈夫か?”と考えた時期もありました。今からYouTubeを始める人は大変だろうなと考えたりもしますが、やっぱりYouTubeが素晴らしいと感じるのは、今年も頭角を現し始めているクリエイターがどんどん出てきているんです。去年で言うと、パパラピーズがブレイクして脚光を浴びました。つまり、YouTubeというメディアは、YouTubeと真摯に向き合い、きちんと面白いコンテンツを作り続ければ、評価される場ということだと思います。
――YouTubeにはメイク・料理・チャレンジ系など数多くの人気企画がありますが、そのまま真似てみると良いという説もあります。それについてはどうお考えですか?
カンタ: そこには素直さも必要だと思っています。というのも、YouTubeは視聴者との距離感が近い分、嘘がバレてしまう場所なんです。実はそんなに興味がないのに、“一応やっておこう”みたいなテンションだと、どうしてもそれが視聴者に伝わってしまう。多くのYouTuberは、自分で企画を考えて、自らで編集もするので、その中で自分を騙し続けるのはやっぱり難しい。好きという気持ちの純度の高さは大事なのかなと思います。
――なるほど。
トミー: あと、コンビでいることの強みというのもあります。1人だと表現の幅は狭まるけれど、“こいつと一緒だったらなんでも楽しめるのでは?”と思う相方を見つけられたら動画の幅はとてつもない広がり方になります。
僕は普段カラオケに行かないですけど、例えば「Adoさんの『うっせぇわ』が流行っているから、“歌ってみた動画”を撮ってみよう」となったときに、“カンタとだったら面白そうな動画が撮れるかも”と思えることが重要なんです。相方の存在があるからこそ、時代の流行りに乗っかっても成立する部分が出てくる。コンビやグループで活動する利点は、そういうところにあるんじゃないかなと思います。
――最後に視聴者に向けてメッセージをお願いします。
トミー: ABEMA発のリアリティーショーですが、恋愛ではなく、YouTubeの相方探しをするという内容です。この番組を見ると相方というのは、友人でもない、恋人でもない、ビジネスパートナーでもない、独特な関係性なんだと感じられると思うので、そこを楽しんで欲しいですね。
カンタ: “この人とこの人が仲良くしている姿が面白い”みたいな、視聴者の皆さんも一緒に考えながら楽しめる番組になっていると思います。いろんなタイプの人間が集まっているので、自分と似た人を見つけて感情移入しながら、出演者のみんなを応援するような気持ちで見守ってくれたらうれしいです。
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— ABEMA TIMES (@ABEMATIMES) April 23, 2021
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締切:4月30日(金)✅
▼インタビューはこちらhttps://t.co/CA0LOvmVCu pic.twitter.com/Qp6WL4FWPQ
『水溜りボンドの青春動画荘』番組概要
放送日程:毎週金曜 夜10時~
放送チャンネル:ABEMA SPECIALチャンネル
#2 放送URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/EUPCYwix44GPKm
テキスト・取材・撮影:中山洋平