街中でよく見かける赤い「止まれ」の標識。通常、道路にも同じように「止まれ」の文字が書かれているが、一風変わった表示にTwitterで話題を集めている。
なんと、道路に書かれていたのは「止まれ」ではなく「泊まれ」。この写真がSNSに投稿されると「車中泊しろってこと?」「そのくらい心にゆとりを持てということか」「ここをキャンプ地とする!」などのリアクションが殺到。中には「民宿か旅館が有りそう」といった声もあり、近くに何か宿泊施設がある予感も……。
実はこの「泊まれ」の道路文字は、熊本県にある「木立の中の宿 清流荘」が設置したもの。ニュース番組「ABEMAヒルズ」が支配人を取材すると「『泊まれ』の文字は全部で2カ所(私道内)あり、去年の8月に設置しました」と教えてくれた。それまでは停止線しかなかったが、支配人によると「新型コロナウイルスの感染症の影響により、来客が激減したので、車の一時停止とコロナの終息、旅館への宿泊のお願いを一括して表現した」という。
また、反響について、支配人は「ギャグへのお褒めの言葉は多いですが、支配人としての本心を理解してくださる方が少ないのが残念です……」と告白。「厳しい状況ではありますが、終息した際に当旅館をご利用いただけたら」と胸の内を明かしている。
木立ちと清流に囲まれた宿の「清流荘」は熊本駅から車で約60分、温泉街「菊池」から少し離れた閑静な場所にあり、手造りの露天風呂が特徴。宿泊だけでなく日帰りができる温泉旅館になっている。
(ABEMA/「ABEMAヒルズ」より)
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