フリーアナウンサーの登坂淳一が9日に自身のアメブロを更新。男性目線での不妊治療についてつづった。
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登坂は、4月22日のブログで夫婦での不妊治療について「婦人科やレディースクリニックは、男性からすると入るのに勇気が要ります。僕もそうでした」とコメント。最初にレディースクリニックを訪れた際の心境については「緊張感。検査と周りの視線への不安感。僕は白髪で目立つので帽子を被ったりして、何だか自意識過剰になっていました」と回想した。
続けて、結果説明のための呼び出しは受付で渡されたPHSに着信があるシステムだったといい「バイブレーションの振動で緊張はマックスに。ドクターの診断と説明を聞くために 部屋に入ると、先生は開口一番、『お疲れ様!緊張したでしょう』と労ってくださり、丁寧に説明してくれました」と説明。そのため「ここなら抵抗感なく臨めそうだと 判断して夫婦で不妊治療に 取り組み始めました」と振り返っていた。
この日は、夫婦について「2019年7月から不妊治療を開始。13カ月間の不妊治療の間に流産2回を経て妊娠。2021年4月に第一子誕生」と説明。不妊治療の経験を経て思うこととして「やはり男性側にできることが、本当に少ないということ」と述べ、「身体的にも、精神的にも、時間的な面でも、女性側にかかる負担と男性側にかかる負担の量にはあまりにも違う」と自身の考えをつづった。
続けて「不妊治療を進める上で『共有』はすごくキーワードになってきます」とも述べ、自身については「とにかくドクターの説明を全部一緒に聞く」「薬が処方されたら、いつどれを飲むのか僕が整理して妻に渡す」「妻の治療の内容に関してもちゃんと理解する」の3点を意識していたことを明かし、「今妻がやっている治療が何なのか、というところを妻と同じレベルで知っているようにしました」と夫婦間で共有することの大切さをつづった。
また「女性はやっぱり自分自身の身体のことだからより深く理解しようとしますし、そこの理解のレベルを男性側も同じように保っていることができるかっていうのところは、結構気を付けました」と述べつつも、「いろいろな検査をして、問題ないって言われて、それでもなかなか出来ず…。何が問題なのか分からなくて途方に暮れて、時間ばっかりが過ぎていく感覚と、妻の負担ばかりが重くなってなかなか辛い局面もありました」と不妊治療当時の辛かった心境を吐露した。
さらに「僕の場合はほぼ毎回一緒に病院に行けましたが、会社員のままだったら絶対できませんでした」と振り返り、「普通に働いていて、お互いに仕事がある、という状況だったらかなりのハードルがありますよね」とコメント。最後に「医療の進歩に助けられていろんな治療を受けることができたし、治療を受ける選択をすることもできました」としつつ、「よい結果が出なかったとしても、きっとこの経験がお互いにとって貴重で、かけがえのないものになるんじゃないか、というポジティブな話はするようにしていました」と述べた。
この投稿に読者からは「貴重なお話」「たくさんの男性に読んでいただきたい」「素晴らしい」などのコメントが寄せられている。