9日の“母の日”、ある1枚の画像がTwitterに投稿された。どうやって撮影したのか。投稿者に聞いたところ驚きの事実が判明した。
「今日は母の日です いつも言えないありがとうは今日言いましょう」
ニホンヤモリヤモヤモさんが投稿したのは、カエルの親子のような写真。お母さんが持っている紫がかったピンク色の花束はカーネーションだろうか。子どもからはプレゼントが渡されている。
実はこの2匹、一方は置物でもう一方は本物。正解は……左側の子どもで、名前は「するめちゃん」。カエルでもイカでもなく、ニホンヤモリの3歳の女の子だ。ニホンヤモリヤモヤモさんはこのするめちゃんと、同じく女の子で4歳の「ヤモヤモちゃん」合わせて2匹のニホンヤモリを育てている。
ヤモヤモちゃんが満面の笑みを浮かべながら置物に覆いかぶさるこちらの画像は、後から合成したかのように馴染んでいる。するめちゃんがカメラ目線でポージングする姿はまるでモデルのようだ。表情やポージングが完璧すぎる2匹の姿に、SNSでは「着ぐるみなんでしょ? 中身人なんでしょ?」「前世がスーパーモデルとか!」などの声も。
ちなみに、ニホンヤモリヤモヤモさんの一番のお気に入りは、ヤモヤモちゃんがカエルの置物に手を置いて立ち、後ろから覗き込む1枚。ヤモリにしかできないようなポーズで気に入っているという。
完璧なポージングをしてくれるヤモヤモちゃんとするめちゃんだがが、いったいどうやってこのような写真を撮影しているのか。ニホンヤモリヤモヤモさんによると、垂直の壁や窓を移動するヤモリは「ファンデルワールス力」といわれる力で前後の両足を物に張りつけることができる。それを利用することで、普通の生き物ではとれないようなポーズがとれるそうだ。
完璧なポージングをしてくれるヤモヤモちゃんとするめちゃん。実はヤモリならではの特徴を生かしたものだった。
(ABEMA/『ABEMA Morning』より)